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狩人の夢で示される目的は、「病の蔓延の原因をつぶせ」ですよね。その「蔓延の原因」というのが問題で、病そのものをつぶせ、とはそこでは言われていない。事実、本編内では病そのものをどうにか出来た描写はありません。 Aエンドで主人公はそれに従い、今回の「蔓延の原因」であるメンシスの儀式を止め、ゲールマンにより解放されます。一旦「獣狩りの夜」も明けました。しかし、これからも新しい「獣狩りの夜」は起こるでしょう。 Bエンドで何を思ったのかは分かりませんが、「蔓延の原因」を潰したあとも、いまだ夢に残ることを望み、ゲールマンによる解放を拒みます。そして現れる月の魔物ですが、あれは「実はゲールマンを操っていた上位者が居た」というラストでしょう。主人公は月の魔物にゲールマンの跡継ぎとして選ばれてしまったというだけで、事実としてはそうですが、本質的には「主人公が狩人の夢から抜け出せなかった」という終わり方ではありません。選択の問題です。車いすに乗った主人公と人形の会話も、また次の「獣狩りの夜」がやってきた、と言っているだけです。もちろん、このエンディングでも一旦「獣狩りの夜」は明けています。ただ、おそらく狩人の夢の中は、ずっと夜なのでしょう。 Cエンドの主人公はさらに驚くべきことをします。なんと、ウィレーム達が望んでいたように、人から上位者にになってしまうのです。主人公がそれを望んでいたのかどうかは分かりませんし、月の魔物を倒したのはきっかけにすぎません。青ざめた血を求めた結果として月の魔物を倒したことにより、主人公は上位者たる存在へ至った。それがCエンドでしょう。その時点では「獣狩りの夜」の終焉を描いたものではないと思います。 結局、「獣狩りの夜」はどのエンディングでも永遠には終わりません。少なくとも、そのような描写はありません。今回の夜を、主人公がどういった形で乗り切るのか、それがBloodborneのストーリーであって、目的です。本編のどこからも、『月の魔物がもう一つの「病の蔓延」の原因であり、それを解決しなければ夢に囚われ続ける』などとは読み取れません。 「人は誰しも獣だ」と身を窶した男が言っていたり、獣性のシステム、獣の咆哮の説明文などから、テーマとして、人の「内にある獣」が存在するのは確実でしょう。そして「獣狩りの狩人」も大きくそこに関わってくる。Cエンドで何かが解決したとするのなら、それは「幼年期のはじまり」そのものを意味するでしょう。人間の進化の成功です。啓蒙システムと獣性システムの関係のよう、上位者と人の「内にある獣」は相対するもの。 「獣狩りの狩人」に本当の目的、つまり「狩りの全う」とは、『まるで「悪夢」のように人の「内にある獣」を狩ること』ではないでしょうか。 -- 2016-02-02 (火) 03:13:03
Aエンドの場合、ラスボスがメルゴーの乳母であるとするのは自明の理ですが、その他二つのエンディングにおいても、メルゴーの乳母は倒さなくてはならない存在ですから、そこは大きな問題ではないのです。メンシスの儀式を止めるということが、今回の「病の蔓延の原因を潰すこと」であり、その最終目標であるメルゴーの乳母を倒した時に、HuntedNightmareという特別な表示がなされたのでしょう。当然、Aエンドに至る条件を満たしたご褒美のメッセージであることも兼ねているとは思いますが。 つまり、どちらかが特別な意味というわけではなく、二つのHuntedNightmareにはそれぞれの意味がある、ということです。 ところでariさんは、車椅子の状態のゲールマンおよび主人公に対して、「狩人の夢に囚われている状態」としていますが、それには私も同意しているのです。そして、貴方の考えている通り、もちろん製作者は、車椅子の状態になることを、「囚われてしまったことのメタファー」としているのでしょう。ただ、それは「月の魔物により、狩人の夢に囚われている状態」という意味であり、「獣狩りの夜によって、狩人の夢に囚われている」という意味ではありません。順序があり、前者は後者を内包しています。 「狩人の夢」が出来る以前から、獣の病は存在しており、月の魔物が何を目的としているのかは分かりませんが、「獣狩りの夜」への対処法として、狩人の夢を成したようです。そこに依る狩人たちの案内役として、月の魔物が夢に捕えていたのが、ゲールマンです。ゲールマンとの戦いに敗北した時の彼のセリフやBエンドのトロフィーから、おそらく彼も「月の魔物に魅入られた」過去があるのでしょう。そして、月の魔物の抱擁を受ける主人公もまた、そういった状態にあったということでしょう。これが、Bエンドにおいて主人公が「囚われた」とされる状況に対する解釈です。 そして、おそらく一番解釈に相違があると思われるのが、赤い月についてです。私は、赤い月というのは唯一のものではなく、上位者が顕現するときに起こす、或いは起こる、一種の現象であると考えています。そもそも、今回赤い月が近づいた原因は、メンシス学派が儀式をし、上位者を呼ぼうと企んだからです。赤い月が近づくと、人の境が曖昧になる、というのも、やはり現象にすぎません。「メンシス学派が儀式をした⇒赤い月が近づいた⇒上位者の顕現」であり、その赤い月は儀式の終わりとともに消えゆき、今回の「獣狩りの夜」は明けるのでしょう。 (少し飛躍しますが、人形がゲールマンが現在「曖昧」な存在だという意味のセリフを言っていましたが、狩人の夢は常に月の魔物という「上位者」の影響にあったため、赤い月が出ているときほどではないにしても、物事が曖昧になったりするのでは、と考えています。その力こそが上位者特有のものであり、狩人の夢を介して、死してなおそれを悪夢であったとして蘇る主人公や、嘆きの祭壇に「女王の肉片」を捧げると元に戻ったりする、そういう類の力の顕れなのではないか、と) そして、再三議題に上がっているように、「獣狩りの夜」とは狩人の夢の有無にかかわらず、ずっと昔から続いているものです。Bエンドについて製作者の意図を汲むとすれば、まずAエンドを見たプレイヤーを想定し、「ではゲールマンの介錯を断ればどうなるのだろう」と思った人に、「やっぱり獣狩りの夜って終わってないんだな」と気づかせるためのものでしょう。人形の言葉は、ただそれを分かりやすくするための物です。
非常に読みやすく、まとまっていますね。 誤字など。私ならこう変えるというだけで、判断はお任せします。 加筆希望 「青ざめた血」というのは、上位者の血を指す言葉でもあり、月の魔物を指す言葉でもある。 月の魔物に関する記述は最後に少し出てきただけで、上位者の血や月の魔物に対する記述がほぼありません。 メンシスの儀式がメルゴーの乳母などの上位者を呼び、赤い月が現れた。 それは主人公に倒され、赤い月も消えるはずだ。 現実問題として赤い月は乳母を倒しても消えませんよね? 疑問のある記述 一見バッドエンドだが、ここでも目的Bは達成していると考えられよう。 もはやエンドBについて議論するのは疲れましたが、やはり突っ込まざるをえないので書きます。 人形がそれを抱え上げたときの空は、赤い月が出ている空、まるで青ざめた血の空だった。 ヤハグルから見られる青ざめた血の空と夢で見られる空は全然違うと思う。
月の魔物が青ざめた血である、というのは宮崎氏が言っていたことで、上位者の血であるというのもそのインタビューからです。 たしかに、乳母を倒しても赤い月がすぐに消えるわけではないです。王女の赤子の残り香か、夜明けと共に消えるものなのか、その辺についての加筆をするべきですね。あと、乳母がいるのに月が赤くない理由について加筆が必要ですね。 エンドBでは、狩人の悪夢に囚われたのはもちろんそうですが、目標を達成した上での選択だと思います。正確には、「逃れたければ潰せ」という手記を見た主人公が、「逃れたくない」というのでゲールマンと戦闘になった、という流れですから、目的としては達成しているというのは確かにおかしいかも。つまり、目的Bの条件は満たしているということが言いたいのです。ここも修正したほうが分かりやすいかな。 エンドCの空って青ざめた血の空になってません?うーん・・・それも正確ではないかもしれない・・・。赤い月が暴かれた後の、狩人の夢の空とは同じだと思いますが、ヤハグルでみられる空とは確かに違うように見えますね。いずれにせよ、このままでは正確性に欠ける文章なのは間違いないです。また少し考えて修正しますね、でも、長くなりそうですね・・・。他の人のコメントも参考にしたいな、と思うので、とりあえずは誤字や用法の修正を行います。 テンプレートもありがとうございます。 なかなか纏めるのも大変だね。 -- 2016-02-22 (月) 00:01:28
人と獣の境が曖昧になるのは、そもそも人の本質が獣なのだから真実を見せる赤い月が獣化を促進させるのは至極当然ということになる。
ここがわからない。
そしてエンドCの時、月の魔物を退けたのは主人公では無く繋がった『何か』だった可能性も有るかもしれません。そして繋がった『何か』を脅威と感じた月の魔物は繋がっている(もしくは窓口)となっている主人公を殺そうと襲い掛かってくる。フロム脳が全開ではありますが繋がっていたへその緒を使用する事によってへその緒が繋がっていた『何か』と繋がる事が出来る。これが『瞳』の正体ではないか? そして『瞳』がこの世界(人間)のモノで無いのなら文字通り違う世界(上位者の世界)が見えるのでは? 一度切れたへその緒が再接続されたならそれは元の『何か(上位者)』と同じではなく別の存在(それこそ3つ使わなければ繋がれない上位者以上の何か)の可能性も有るのではないか? そもそも上位者の赤子が持ってるなら上位者意外の『何か』と繋がっているんじゃないか? と言う事を考えていました、本当に裏付けが有る訳でもなくフロム脳全開の妄想です。 -- 2016-03-09 (水) 12:48:47
作中でもメンシス学派が月を呼び寄せてたみたいだから、大まかに見ると魔物はそれを阻止する手伝いをしてるようにも映る。そもそもゲールマンは月の魔物と何かしら取引した(多分マリアと人形に関すること)ことで夢に囚われていて、作中で彼は与えらえたその仕事に疲れてしまっている。 つまり夢の案内人はゲールマンじゃなくてもいいわけで、何かの刑という事でもないと思う。 ウィレームとローレンスが話してたように、獣にならないように上位者の血の扱いに気をつけろよって警句がある。でもローレンスは血の医療を行う教会の初代教区長になった。彼があんな獣になったのは、警句を守り切れなかったことと、聖職者として血を積極的に使ってたのが原因で、月の魔物はそんなに関与してないと思う。 -- 2018-09-26 (水) 15:43:25
「青ざめた血を求めよ。狩りを全うするために」 「獣の病蔓延の原因を潰せ。さもなくば、夜はずっと明けない」
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