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宇宙は空にある
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資料 Edit

  • エーブリエタースの先触れ
    この邂逅は、地下遺跡に宇宙を求めた探求のはじまりとなり
    それは後の「聖歌隊」につながっていく

  • イズの汎聖杯
    「聖歌隊」によれば、イズの地は宇宙に触れている
    故に上位者たちは、かつて超越的思索を得たのだと

  • 星の瞳の狩人証
    「聖歌隊」の気付きは、かつて突然に訪れたという

    すなわち、地上にある我々のすぐ頭上にこそ
    まさに宇宙があるのではないか?

考察 Edit

聖歌隊成立前、ビルゲンワースは地下に宇宙を求めた。
聖歌隊もそれを受け継ぎ、地下遺跡イズと宇宙の繋がりを認識していた。
そしてある時突然、宇宙は我々のすぐ頭上の空にあるのだと気づいた。


夜空の瞳
精霊に祝福された軟らかな瞳
かつてビルゲンワースが見えた神秘の名残だが
終に何物も映すことはなかった

その瞳孔の奥には、暗い夜空が果てしなく広がり
絶え間なく、隕石の嵐が吹き荒れている
僅かに瞳を擦りもすれば、それは飛び出してくるだろう

宇宙とは何なのか、に関する考察 Edit

  • ・・・ということがテキストから読み取れるが、そのままに読んでも意味が取れない。
    なぜなら我々にとって宇宙とは空にあるのが当然のものであるから「我々のすぐ頭上にこそまさに宇宙があるのでないか」と改めて驚く意味が理解できないし、
    地下遺跡に宇宙を求め、また地下遺跡が宇宙と触れているというのも宇宙という語を一般的な意味で取ればおかしい。
    そのため、「宇宙」という言葉には我々の定義するところの「宇宙」とは違った内容が含意されているとわかる。
    それが彼らの求めていたものであり、またそれによって上位者が超越的思索を得たというのならば、その意味は限定されてくる。
    それは「上位者」たちの住む世界、あるいは超越的真実そのものかもしれない。
    あるいはそれは上位者たちの存在そのものであると考えることもできるだろう。

    こういった考察から、聖歌隊が交信を試みた「高次元暗黒」とは、物質的・空間的な宇宙などではなく、
    上位者の存在する世界や超越的真実といった概念的なものであるかもしれない、と推察することもできるだろう。

宇宙の指すもの、またそこから文章の意図に関する考察 Edit

  • ビルゲンワースと聖歌隊に言う宇宙の認識が我々と違うのは当たり前である。
    何故なら、我々の知る遺跡の地下に宇宙は存在しないし、上位者や獣の病は未だ確認されず、さらに言えば時代も違う。
    そこで、ゲーム中の宇宙の認識と、我々において一般的な宇宙の認識とを書き出すことによって、文章の意図を探ってみたいと思う。

    ビルゲンワースと聖歌隊の人々にとって、宇宙とは地下遺跡にあるものであり、イズの地に触れるものであり、また後には空にあると気付いたものである。
    我々にとって、宇宙とは地球の外を指す言葉であり、夜の空の風景を指す言葉であり、世界体系そのものを指す言葉であり……と、前後の文脈によって意味が様々で挙げていけばキリがない。
    が、少なくとも地下遺跡に存在する高次元暗黒を指す言葉ではない。
    ゆえに我々が「宇宙は空にある。すなわち我々のすぐ頭上にこそまさに宇宙があるのでないか」などと言われて疑問符が浮かぶのも当然である。我々にとって宇宙は空にあるのが当たり前なのだから。
    しかし、ゲーム中の人々にとっては違う。まず地下遺跡に宇宙(高次元暗黒)があると知っていて、後に空は宇宙である(The Sky and the Cosmos are One.英語版のテキスト)と気付いたのだから、これは彼らにとっては驚きなのである。
    そしてプレイヤーは何を当たり前のことを言っているのかと思い、どのような意味を持つ文章なのかと考えるだろう。

    つまり、「宇宙は空にある」とは宇宙という言葉に対するプレイヤーの認識と作中の人々における認識の差を利用した言葉遊びなのではないだろうか。

コメント Edit

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照 画像を非表示

  • 上位者の住処がどこなのか分かんないけれど、ウチューって名付けよう。調べたらウチューは地下じゃなく空のもっと上にあった。(私達の知ってる宇宙空間と、場所と名前が一致) 私らと順番逆やんけ! -- 2018-06-01 (金) 13:36:30
  • 人の目から観測できるのは空であって宇宙ではないみたいなニュアンスだと思ってた
    海をみても新海は見えないみたいに
    より奥にある真実、つまり人の目で観測できない領域と次元を見るために啓蒙が必要だとか -- 2018-07-08 (日) 23:06:26
  • つまり我々にとって「宇宙は地下にある」って言われた時並の衝撃の発見だったわけだ。 -- 2019-04-08 (月) 13:34:12
    • 現代で言う「地球で一番深い深海の底に行くためには宇宙に行くよりも難しい」というようなものだろうか。
      つまりは「地下の闇も深みがあったけどよくよく思えば空の先の宇宙の闇はもっとすごくね?」っていう気付きなのだろうか。 -- 2019-05-15 (水) 17:26:11
  • 宇宙は空にあるってそのままの意味なんじゃないか?
    つまりエブたそや星界からの使者が作り出す小さい"宇宙"は
    "空にある"宇宙と同じものだ
    =我々は桁違いの大きさの上位者が作り出した宇宙の中に住む小人だ -- 2019-06-14 (金) 22:57:02
  • 高次元暗黒の通り違う次元を指して空と言っているのでは?
    2次元世界の住人は東西南北の概念があっても"上"は認識できない。フラットランドのスクエア氏は高次元の住人であるスフィア氏をサークルとしか認識できなかった。これはオドンが見えない理由ではないか。低次元に降りてこないから見えもしないのだ。地下とか上空とかの方向ではない。それは我々が認識できる次元に過ぎない。ウィレームも聖歌隊も結局同じことに気づいた。見える上位者は高次元からの影でしかないのだと。ちょうど3次元の住人である我々の落とす影が2次元であるように。 -- 2019-12-30 (月) 10:25:35
  • 「我々にとって宇宙は空にあるのは当たり前」という認識は古代にはなかった。
    マヤ・アステカ文明において神の国は地下世界にあると信じられて地底湖に生け贄を捨てる文化があった。
    あと洞天思想というものが中国にもあり、洞窟の中や地中に神仙が住まう宇宙があると考えられていた。

なので聖歌隊も当初はトゥメル人=神と見立てて地下遺跡を神の国=宇宙と考えられたのではなかろうか?
それが空に向けられたのは物理的に隕石が降ってきたからじゃないかと考える。 -- 2020-04-17 (金) 21:35:26

  • 上の方に同意で、ゲーム中やビルゲンワース独自の宇宙の解釈ではなく、単純に昔の人の宇宙の概念と考えていいと思う。考察を複雑にし過ぎではないだろうか。慈悲や葬送に隕鉄が使われている点からも、古代に落ちた隕石が深い地層に埋まっていて、それを古くはトゥメル人が、最近では考古学研究大学のビルゲンワースが掘り当てたという形ではいだろうか。掘り当てた結果、眠っていたウィルスなどが活性化して様々な症状が発生し、隕石に含まれてた生物=宇宙人=上位者(細かい個体は精霊)に会合した。研究の過程で、空から降ってきた事がわかり、宇宙は空にあったのか!となった…で、聖歌隊はチャネリング重視の宇宙集団になった。交信の結果、応答はなく、ただ彼方への呼びかけが神秘として残った…そもそも上位者が高度な知能を持っていると考えているのもビルゲンワース達が勝手に思っているだけで、本当にただの宇宙人でただの白痴なのかもしれない。 -- 2020-07-26 (日) 19:36:19
  • 地下に変な盃やらぷよぷよの謎生物が居てそれを”宇宙”と表現してるんだから”宇宙”と言えば”地下”なのは言うまでも無い。そんな固定観念の中ふと”気付き”を得た。”地中に埋まった宇宙は、実は我らの頭上からもたらされたものでは無いのか”と。 -- 2021-03-29 (月) 11:55:25
  • めちゃくちゃ安易な考察だけど、書いてみます。
    dlcの時計塔の上に漁村があり、そこにゴースがいる。
    じゃあそもそも空って地上のことなんじゃない?
    人はみな獣である、みたいな話あるけど、そもそも狩人と獣が同じ力、倒した相手の遺志を受け継ぐ力を持ってるから、獣の中に生まれた理性により獣は一時的に人になって、また獣に戻る、と言うふうに、そもそも獣と人間が同じなんじゃないか。
    そして獣は地下に住んでいて、獣の上の存在、上位者たちが地上に住んでいるんじゃないかな。
    もしくは上位者たちがそもそも人間で、獣が自分たちは人間だと錯覚してる、というニーアレプリカントみたいな状況も考えられるかも? -- 2021-05-21 (金) 01:11:28
    • 時計塔の上に漁村があるという認識は正直間違ってるとしか言えない。 メンシスの悪夢や狩人の夢の例を見ればわかるとおり、立地的な問題等の現実的なものは度外視された"見る者、見せる者に都合が良いもの"になっている。 それは願い、目指し、叶うというその者の意志とそれに応える夢の上位者の関係性によって成り立っていることがカレル文字「月」や臍の緒のテキストからわかる。 つまり我々が常に使っている「夢」という言葉とほとんど同じ意味を持っている。 しかも夢の形成には不特定多数の人物も影響する。 メンシスの悪夢に本来いるはずのないヤーナム女王がいるのも、メルゴーのことを想い願っているからだと言えるし、本来漁村民の復讐への願いから形成された狩人の悪夢だが、その凄惨な過去を隠したいというマリアの願いも影響するし、ルーツとしてある医療教会の上位者の知識(海と紐づけられていたこと)といった歴史的真実も影響する。 結果として夢を体験するというのは見せる者の思想や感情、歴史を体験するということになる。 そのためメンシスの悪夢には漁村に訪れる際に使われたと思われる船のマストが見えたりする。 それはメンシスのルーツがビルゲンワースにあることを表現しているということになる。 なので時計塔の上に漁村があるというのは単なる表現であって実際にあるわけではなく、理論的、科学的、地理的な意味はほとんど無いに等しい。 あるのは"その描写に込められた意味"というだけ。 その抽象的な意味を求める必要がある(夢自体が多くの作品でそういったものとして扱われている)。 そして「空」とは、星歌隊が当初宇宙の概念を地下遺跡に見出したりし、半ば宗教的あるいは哲学的なものとして捉えていたが、そういうものではないということに辿り着いたが故にこの台詞がある。 それは人形が教会の狩人から聞いたという「神と神の愛の話」が示しているように、上位者を神と準え、その者たちの故郷とされる地下遺跡を宇宙に触れているとした。 つまり我々人間を生み出した造物主と言える上位者の故郷を宇宙と位置付けたということ。 星歌隊が目指したのは人間を生み出した上位者という存在を生み出したものの探求の果てに宇宙を見出したという、母の母の母を探し続けている。 カレル文字「苗床」に星の介添えという言葉があるように、星を全ての母なる存在として認識した末が宇宙であると考えられる。 -- 2021-05-21 (金) 08:06:54
      • なるほど、そもそも漁村は夢の世界だから時計塔に漁村があるわけではないんですね。ダクソ2の溶鉄城の様なものかと思っていたんですが、違ったんですね。返信ありがとうございます。 -- 2021-05-22 (土) 17:16:01
    • 人はみな獣であるとするのは「血晶石の工房道具」やカレル文字「獣」「獣の咆哮」から、血が人=獣を生物として揺るがなく証明している。 当然ながら血にはDNAなどの生物としての証明を象徴しているもの。 そのうえで獣化するメカニズムは"人間が普遍的に持っている暴力的側面を誘発させる負の感情を理性でコントロールできなくなった状態"だということがインタビュー等で語られている。 人と獣は生物として同じであることは正しいが、倒した相手の遺志を受け継ぐという要素はまったく別の話。 作中の血の遺志は、人形の台詞では「普く意志」とも表現されており、血で表現されている者の扱われ方としては意志そのものとなっている。 そのうえで「遺志を受け継ぐ」というものは人と獣という生物的枠組みといった大きな分類の話ではなく、個人の意志という極めて狭い枠組みでの話になるしかない。 なぜなら意志とは人によって違うから。 しかしながらカレル文字「継承」にも書かれている狩人とは意志を継承するものというテキストは、ゲールマンから始まった狩人が様々なノウハウを受け継いで今に至っていることを形容している(ただしゲールマンが考えているとされる弔いという意味での狩り行為は正しく継承されていない節がある)。 主人公は狩りを全うするためという明確な狩りに対する意志を示していたため、狩りによって遺志を得るという構図は、狩人としての意志を強固にするという意味合いに近い。 故にその遺志はレベルアップという形で使われ、狩人に相応しい肉体等になっていく。 生物として人と獣が血で証明されている以上、地上にいる人は間違いなく人であり、獣であり、地下に獣がいたということは間違いなくそれは人であることを証明している。 しかしながら地下遺跡には「人ならぬ人々」という曖昧な存在がいたことも事実であるが、その名前が指すとおり、人の定義に当てはめてよいものか、上位者に当てはめてよいものかはわからない -- 2021-05-21 (金) 08:38:40
      • 返信ありがとうございます。死んだ時に自分を殺した獣が自分の血の遺志を持っているのは遺志を「継承する」ことに当てはまるんじゃないかと思ってこの考察を書いたのですが、どうなんでしょうか。 -- 2021-05-22 (土) 17:09:32
      • この作品は「意志」という本来物質や物体には例えられないものを「血」にほとんど置き換えて描写しているため ゲームならではと言ってもいい誇張表現も含まれる。 そのうえで獣が血の遺志を持っているというシステムは、先述したように継承という言葉に当てはめることは難しい。 なぜなら獣自身に狩人と同じ意志を持っているとは思えないから。 ただし狩人も人間である以上は獣と同じ暴力的側面を持っていることは確実なので、自らを倒した獣相手に復讐(それこそプレイヤーは血の遺志を再獲得したいと、躍起になってその獣を倒そうとする)という暴力的感情を抱くという点ではその獣と同じ意志を持っていたという解釈もできる。 ただ、そちらが最初に書かれた人と獣を行き来できるようならば、ヤーナムでの獣の病がここまで酷く広まることもないだろう。 獣が人に戻るような描写も無い。 意志を血で表現しているゲームなので、倒された主人公の血を啜った獣だからという解釈もできる。 -- 2021-05-24 (月) 20:56:34
  • 空は頭上にある。
    本来、宇宙空間には上も下もない。我々は地球の重力によって地球の表面に縛られている。それ故に頭上を空、下は地面と認識しているが地球そのものはそもそも宇宙空間に漂う物体に過ぎない。
    つまり我々は始めから宇宙空間に存在している。
    しかし我々からは宇宙から現れたといわれる上位者には干渉、感知出来ない。それはつまり我々が未だ感知、知覚し得ないより高次元に存在するからではないだろうか。そしてそれらを確認するには既存の知識や感覚では到達出来ない…新しい確度からの視点、思考。つまり脳に瞳を宿す必要がある。
    血の医療とはその思想を物理的に捉え、実際に脳味噌に眼球移植させる事で上位者となろる、あるいは高次元の存在を知覚出来る存在を生み出そうとした結果、病が蔓延したんじゃないかなぁと考えました。
    つまり、という言葉ばかりの根拠の薄い完全なつまり理論、失礼致しました。 -- 2021-07-12 (月) 05:21:18
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