最初の狩人、ゲールマン のバックアップ(No.7)
資料
考察
狩人の夢の中で主人公に助言する右足が義足の老人。 思想の違う「狩り」
ゲームクリア直前で主人公に選択を迫る際、介錯を拒否したときに発する台詞「君も何かにのまれたか。狩りか、血か、それとも悪夢か?」から、彼自身は狩人が狩りに没頭することも、夢の中にいつまでも居座ることも、血に酔うことも望んでいない。 狩人の夢の目的
弔いの狩りを提唱し、彼が助言者として主人公に狩人としてのノウハウを与えるということは、狩人の夢の目的はゲールマンが考える正しい狩人を育てるためということになる。 アイリーンとデュラについて
鳥羽の狩人として血に酔った狩人を狩る役目を担ったアイリーン。
一方でデュラは獣狩り自体に疑問を持ってしまったことによって獣ではなく旧市街に侵入してきた狩人を狩ることを始めてしまっている。 そのことに対してテキストでは彼を「ごく優しく、そして愚かな男だった」としている。 旧市街で大量発生した獣を街ごと焼き捨てた教会およびそれに加担した狩人たち。彼が獣狩りを行う者たち全員を敵視するというのは、彼自身獣は人となんら変わりないという認識であるため、彼の行いは善意からなるものとして、ゲールマンの考える弔いの思想に沿ったものであると思われるが、同時に同族殺しであることに耐えきれなくなったが故に獣狩りをやめてしまったようにも見える。 獣狩りの必要性
アイリーンが担った狩人狩りと、デュラの狩人狩りには明確な違いがある。 ローレンスとの関係
ビルゲンワースの学徒であった可能性が高く、医療教会の初代教区長であったローレンスと顔見知りであったことが彼の寝言からわかり、 ローレンスの目的
医療教会の初代教区長であったローレンスはカレル文字「獣の抱擁」で書かれたとおり獣の病の制御をしようとした末に失敗したという。 友の約束と本音
教室棟におけるメモからローレンスと狩人の夢に登場する「月の魔物」の関係が示唆されていること。そしてそのローレンスと関りを持っていたと思われる台詞があるゲールマンを考えると、狩人の夢は二人が望んだものである可能性が高い。 獣狩りに対する強い意志
狩人の夢の中で狩りの在り方を助言するゲールマンの意志の固さを示すものとして考えられるのは、彼の右足が義足になっていること。
多くの人が切羽詰まる獣の病の恐怖から逃れようとこの迷信を信じたことは想像するに難しくない。 漁村での出来事と現在の心境
ゲールマンに師事したという女狩人マリアの装束のテキストから、漁村における虐殺事件にゲールマン自身も関わっていたとされ、それを「好奇の狂熱」とも表現している。
主人公によって悪夢の一端を終わらせた後に聴けるこの台詞から、ゲールマンの中では虐殺事件に関して罪の意識から文字通りの悪夢として長らく苦しんできたと読み取ることが出来る。 肉体はどこへ消えたのか
メンシスの悪夢が交信の末に悪夢の上位者(「感応する精神」「呼ぶものの声に応える」)と通じたことで形成を成し遂げたことに対し、狩人の夢は3本目のへその緒で夢の形成に至ったということが読み取れる。
夢の形成が夢を望む者の願いや思想が悪夢の上位者によって形どられるものなら、狩人の夢も同様に3本目のへその緒で上位者の赤子となった"誰か"の意志によって形成された、つまり意図して作り上げた夢ということになる。 コメント
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