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最初の狩人、ゲールマン のバックアップ(No.16)
資料
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| ▼ | 関連テキスト |
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| ▼ | 台詞 |
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狩人の夢で主人公に助言する右足が義足の老人。
寝言からウィレームおよびローレンスとの関係が示唆されるが、ビルゲンワースの学徒であったかどうかは不明。
助言者という立場にいるが、彼自身は夢に居続けることに苦痛を感じ泣いている。
終盤、介錯を拒否したときに発する台詞「君も何かにのまれたか。狩りか、血か、それとも悪夢か?」から、
狩りに没頭することも、夢の中にいつまでも居座ることも、血に酔うことのどれにも当てはまらない存在を主人公に望んでいるということになる。
| 独自の工房を持ち、武器を作った …彼らの多くは、もはや狩人を忘れているようだが |
| ゲールマンは狩りを、弔いになぞらえていたのだろう せめて安らかに眠り、二度と辛い悪夢に目覚めぬように (葬送の刃) |
| 今は亡き「火薬庫」は嘯いたものだ 「つまらないものは、それだけでよい武器ではあり得ない」 (火薬庫の狩人証) |
| 彼らにとって医療とは、治療の業ではなく、探求の手段なのだ 病に触れることでしか、開けない知見があるものだ (教会の狩装束) |
ゲールマンが考える「狩り(狩人)」の在り方を主人公に望むということは、狩人の夢は正しい狩人を育てることが目的ということになる。
曖昧な助言で済ませるあたりは、「ただ獣を狩ればいい」「直に慣れる」という観点が反映されていると思われる。
事実、狩人の夢を経験したと思われる鳥羽の狩人アイリーンおよび古狩人デュラ共にゲールマンの思想が反映された狩り行為を行っているが、
作中ではこの2名しか確認できていないうえ、うち1名は狩り自体をやめてしまっている。
そのため恐らくは継承者不足という危機的状況であると考えられ、主人公が狩人として招き入れられたのも、そういった背景が関係している可能性がある。
アイリーンとデュラの二人は狩人の夢の存在を示唆する台詞を言っており、もともと狩人の夢にいた人物であると考えられる。
| ▼ | 台詞 |
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アイリーンが担った狩人狩りと、デュラの狩人狩りには明確な違いがあり、
狩人狩りを「鳥葬」と位置付けたアイリーンと違って、デュラは怒りや憎しみ、哀しみによって見出した狩人狩りである。
デュラが抱いた心情ならびに行動は、そのままゲールマンが掲げた弔いとして狩りということがいかに理解されづらく、精神的に辛いものであるかという表れでもあり、
それが狩人の人材不足に繋がっているとも考えられる。
普段は姿を現さないが稀に寝言を言いながら眠っていることがあるゲールマン。
その寝言から医療教会の初代教区長であったローレンスと顔見知りであったことがわかる。
カレル文字「獣の抱擁」で書かれている「獣の病の制御」をしようとして失敗したローレンス。
| 結晶石の強化は、また武器の性質を様々に変化させる それは、血そのものが生き物を規定するように (血晶石の工房道具) |
| 「獣」は、最初のカレル文字であり、同時に最初の禁字である 血の発見とは、すなわち望まれぬ獣の発見であったのだ (カレル文字「獣」) |
教室棟におけるメモからローレンスと狩人の夢に登場する「月の魔物」の関係が示唆されていること。
そしてそのローレンスと関りを持っていたと思われる台詞があるゲールマンを考えると、狩人の夢は二人が望んだものである可能性が高い。
ローレンスとの強い信頼関係からなるゲールマンの現状という経緯を想定した場合、
ゲールマンの獣狩りに対する意識、あるいは使命感は計り知れないものであると想像できる。
| 多くの狩人が獣を狩った、古い時代の装束 「獣血は右足から這いあがる」とは、当時の迷信であり 二重に巻かれたベルトはその名残であろう |
| 貧金の装飾具が特徴となる 当時、一部の狩人たちは ある種の金属が獣血を祓うと信じていた 狩りの夜、人が何かに縋るのは当然のことだ |
かつてビルゲンワースが起こした虐殺事件となんらかの関りがあった可能性があるゲールマン。
| ああ、狩人様。ゲールマン様の寝息が聞こえます 苦しそうないつもと違い、今宵は、とても穏やかなのです …あの方に、僅かでも救いがあったのでしょうか… |
狩人の夢を主人公の一時的な「家」とも称したゲールマン。
現狩人の最初の人物としてありながら、狩人の夢の主の一人でもある。
同じ意志、同じ思想を継承する者を望む3人だが、
ゲールマンの場合はそれに縛られ、苦しみながら夢に囚われてもいる。
彼にとっての幸福は、果たして望み通り意志を継ぐことか、それともその役割から解放させることかはわからないままである。
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