ストーリー考察 のバックアップ(No.4)

作中での主人公の行動 Edit

主人公が一切喋らず、ナレーションもほぼ入らないため、どのような基準で行動しているかは分かりにくいが、
ゲーム内メモ(公式メッセージ)やNPCのセリフから、なぜ本編のような道筋を辿っていったかを知ることができる。


ヤーナム~聖堂街

  • 主人公は青ざめた血を求めてヤーナムへやってきた。
    ギルバートに「青ざめた血」について尋ね、医療教会の大聖堂を訪ねるよう勧められる。
  • オドン教会の地下で「ビルゲンワース」と「蜘蛛」について知る。
    • ギルバートに「ビルゲンワース」について尋ねるが、知らないと言われる。
      アルフレートに「医療教会」「ビルゲンワース」について尋ねる。

同時に、狩人の夢にて

  • ゲールマンから自身の目的のためにも獣狩りをするよう言われる。
    また、狩人の悪夢から逃れるためには、獣の病蔓延の原因を潰す必要があるというメモを見つける。
  • ゲールマンに旧市街へ行くよう勧められる。
    • 旧市街では、「赤い月」と獣の病に関する手記を見つける。
  • ゲールマンにオドン教会を上るよう勧められる。
    聖堂街からヤハグルへ攫われ、
    • 狂人たちの儀式が月を呼んでいること、秘匿を破る必要があること
    • その儀式は赤子を必要とし、その泣き声を止める必要があること
      を知る。

大聖堂~ビルゲンワース

  • オドン教会のメモとヤハグルのメモから、ビルゲンワースの蜘蛛の秘匿を破る必要があると分かり、ビルゲンワースへ赴くことにする。
    大聖堂へは、ギルバートの勧めの他、合言葉のために向かうことになる。(聖堂街道中のメモ)
  • ビルゲンワースで赤い月について、蜘蛛と儀式の秘匿について詳しく知る。
    ロマを倒し、秘匿を破る。

ヤハグル~メンシスの悪夢

  • ヤハグルで「メンシスの儀式」が獣の病蔓延の原因であると知り、それを止めにメンシスの悪夢へと赴く。

月の魔物戦

  • 教室棟で青ざめた血と進化についてのメモを見つける。

おそらく、以上が本編の流れである。
ヤハグルへ攫われることはプレイヤーの選択に委ねられている部分ではあるものの、
「見たまえ!青ざめた血の空だ!」は攫われることが前提であるメッセージであり、製作者側の意図した流れはこちらであると考えて良いだろう。
(青ざめた血の空について答えているインタビューを参照のこと。)

ストーリー説明A Edit

主人公は「狩りを全うするために」、「青ざめた血を求めて」ヤーナムへ来た。
極めて短い説明であるが、これが端的なストーリーラインである。
「狩りを全うする」「青ざめた血」は何を指しているのだろうか?
それを考えていきたい。


以下は推測を含む、ストーリーの解釈の一つである。
まず前提となる知識、『幼年期の終わり』について。

  • 幼年期の終わり
    アーサー・C・クラーク著『幼年期の終わり』という小説がある。
    あるときオーバーロードという宇宙人が地球へやって来て、地球人を支配・管理するようになった。
    しかしオーバーロードの真の目的は、オーバーロードが仕える『オーバーマインド』という更なる上位者の意図するところにあった。
    オーバーマインドは人類を更なる精神的な高みへと誘導し、自らの一部として取り込む事にあった。
    オーバーロードは彼らの意を受けて人類を破滅から救い、人類が更なる存在へと脱皮する道筋を立てるために地球に派遣されたいわば産婆のようなものであった。
    人類にその変化のきざしが訪れたとき、人類は過去の世代と断絶し、旧人類は滅亡への道を辿る。
    旧人類が持つ個としての意識や感情といったものはオーバーマインドとは全く相容れない物だからだ。
    最期の旧人類が新人類の『幼年期の終わり』を実況する中、オーバーロードは自らの故郷の星へと帰還するところで物語は幕を閉じる。
    アーサー・C・クラーク著 『幼年期の終わり』について
    同著をもじったものが本作のエンディングの一つ「幼年期の始まり」であるとすると
    幼年期の始まりとは、主人公の上位者化、新人類世代の始まりを意味し、
    旧人類の滅亡を意味する。


これに基づき、ストーリーを解釈する。

  • 青ざめた血
    青ざめた血は上位者の血であり、月の魔物のこと。*1
    インタビューにおいて宮崎氏は、青ざめた血は上位者の血であると答え、月の魔物の別名であると続けることから
    青ざめた血は、上位者一般ではなく月の魔物の血である可能性が高い。
    3本の3本目。
    ローレンスたちの月の魔物。「青ざめた血」
    上位者狩り。上位者狩り
    ウィレーム先生は正しい。情けない進化は人の堕落だ
    全て教室棟に落ちているメモである。
    「幼年期の始まり」エンドでは、3本の3本目のへその緒を消費した上で
    月の魔物「青ざめた血」上位者狩りすると、上位者へと進化する。

    以上のようにメモを読み、幼年期エンドで実際に起こっていることを鑑みれば
    「青ざめた血を求める」というのは「月の魔物を倒し、上位者となる」ことだと類推できよう。
    上位者∋月の魔物であるから、上位者の血∋月の魔物の血であり、
    月の魔物を倒すという点に注目すれば、「月の魔物の血を求めよ」とするのが簡潔な表現であるように思える。

    月の魔物の血を手に入れること、月の魔物の血の遺志を継承することで、主人公は赤子の上位者へと進化した。
    青ざめた血を手に入れ上位者となることが、「狩りを全うするために」必要な条件である。

    但し注意しなければならないこととして、上記のメモは全て同じ人物が書いたとは限らず、また主人公が書いたものではない。
    主人公の走り書きの「青ざめた血を求めよ」、
    及び以下の「主人公の目的である狩りの全う」と必ずしもつながりがあるかは確定的ではなく、曖昧な部分である。

  • 狩りを全うする
    「狩りを全うする」ことを考える前に、エンディング「幼年期の始まり」の意味を考えよう。
    前々項で紹介したように、幼年期の始まりとは新人類の始まりを意味する。
    これに、トロフィーの説明文も加えて考えてみよう。
    『人の進化は、次の幼年期に入った』-トロフィー:幼年期の始まり
    人類の進化は、サルから始まり、原人へと進み、旧人へと進み、そうして現在の人類へと進んできた。
    そして今、人類の進化は、ちょうど新人類へと移り変わる瞬間、新人類が生まれた瞬間にある。
    新人類の時代の幼年期である。
    これが「幼年期の始まり」の意味だと思う。
    旧人類の時代の終わりであり、新人類はまだ赤子の段階であるが、これから新人類が台頭していくだろう。

    ではこの「幼年期の始まり」がどう「狩りを全うする」ことに繋がるのか?
    旧人類から新人類への移り変わり、すなわち獣を持つ旧人類を終わらせる、それが狩りを全うすることではないだろうか。
    上位者の赤子となった主人公は、新たな人類である上位者の時代を築き、旧人類の時代を終わらせる。
    旧人類はみな獣である。
    肉体的な意味では獣化する点で獣である。
    精神的な意味でも、思考の次元が低く、獣である。*2
    「狩りを全うする」は"獣"狩りを全うする、と言えるだろう。
    主人公の獣狩りはまだ続くのだ。

3つのエンディング Edit

それぞれのエンディングは平行に並んだ、等価なものではない。
エンドA「ヤーナムの夜明け」、エンドB「遺志を継ぐもの」、エンドC「幼年期の始まり」とすると、A→B→Cの順序があり、
その順に情報を読み取っていく必要がある。

青ざめた血を求めよ。狩りを全うするために」と「獣の病蔓延の原因を潰せ。さもなくば、夜はずっと明けない
この目的を示す2つのメッセージは、読み取り方がエンディングで異なる。
言い換えれば、エンドAで読み取ることのできる一次的な意味と、エンドCで読み取ることのできる二次的な意味がある。

エンドA Edit

エンドAでは今回限りの獣狩りの夜を終わらせ、主人公だけが夜明けを迎えることになる。

  • 青ざめた血を求めよ。狩りを全うするために
    宮崎氏によると「青ざめた血」は2つの解釈がある。
    一つは青ざめた血の空であり、もう一つが前述した月の魔物である。
    エンドAでは前者のみを手に入れたと解釈することができる。
    すなわち、ロマを倒し、青ざめた血の空を手に入れた。
    秘匿を破り、メンシスの儀式を止めることで今回の獣狩りを終わらせた、
    狩りを全うした、というのがこのメッセージのエンドAにおける読み方である。

  • 獣の病蔓延の原因を潰せ。さもなくば、夜はずっと明けない
    作中で示される通り、獣の病蔓延の原因は赤い月であり、それはメンシス学派が呼んでいる。
    エンドAでは原因としてメンシスを潰し、主人公の夜は明けた、ということになる。
    赤い月が近づくとき、人[と獣]の境は曖昧となり…
    メンシスの儀式を止めろ。さもなくば、やがて皆獣となる
    狂人ども、奴らの儀式が月を呼び、そしてそれは隠されている
    秘匿を破るしかない

今回、主人公は獣狩りの夜を終わらせたが、ヤーナムはもう獣狩りの必要がなくなったのだろうか?
…その答えはエンドBで明かされる。

エンドB Edit

エンドBはエンドAの裏面であり、続きである。
介錯を受け入れず、ゲールマンを倒すと、主人公はゲールマンの代わりとなってまた獣狩りの夜が始まる*3

  • 青ざめた血を求めよ。狩りを全うするために
    エンドA同様、青ざめた血の空を手に入れ、狩りを全うした
    と思いきや、また獣狩りの夜が始まっている。
    「主人公の今夜の狩り」を全うしただけで、言わば「獣狩りそのもの」を終わらせてはいないのだ。
    但し主人公の走り書き「青ざめた血を求めよ」が必ずしも獣狩りの夜が二度と起こらないようにする、ということを意味するかは不明であり
    一夜の獣狩りは終わらせることができたエンドA及びBにおいて「狩りを全う」することができたか否かはやはり不明である。

エンドC Edit

なぜエンドAおよびエンドBではまた獣狩りの夜が始まるのだろうか?
獣の病蔓延の原因は赤い月である。
そしてエンドBで分かる通り、月の魔物が現れる際に赤い月が現れる。
獣の病蔓延の原因はメンシスの儀式と、月の魔物なのだ。

  • 青ざめた血を求めよ。狩りを全うするために
    エンドCでは宮崎氏の言う、2つの意味での青ざめた血を手に入れることができる。
    青ざめた血の空と、上位者の血両方だ。
    ロマを倒し、儀式の秘匿を暴いた空の色を手に入れ、メンシスの儀式を止めた。
    上位者の血を手に入れ、赤子の上位者となった。

    しかしながら物語は青ざめた血を手に入れた段階で終わってしまっている。
    その点で、「狩りを全うする」の意味は完全に解釈に委ねられている。
    本考察では、その解釈を小説『幼年期の終わり』に基づいて行っている、という解釈になる。

  • 獣の病蔓延の原因を潰せ。さもなくば、夜はずっと明けない
    獣の病蔓延の原因であるメンシスの儀式を止め、月の魔物を倒した。
    真の意味で悪夢を終わらせ、主人公だけでなくヤーナム自体を夜明けに導いた。

  • HUNTED NIGHTMARE
    メルゴーの乳母と月の魔物を倒した際に表示されるメッセージだ。
    メルゴーと月の魔物は空間としての悪夢を作り出した上位者たちであり、
    それを倒したという意味で例のメッセージが表示されると考えるのは一つの読み取り方である。
    それは読み取り方の一つであるが、もう一つの読み方がある。
    「狩人の夢を作り出した月の魔物を狩った」、という解釈が一般的ではあるが、
    延々と巡り終わらない獣狩りの夜という名の悪夢
    その原因であるメルゴーと月の魔物を狩った、という意味でHUNTED NIGHTMAREが表示される
    と考えるのはどうだろうか。

まとめ Edit

以上のように、それぞれのエンディングは描写される内容が連続的であり
それぞれを平行に並べるのではなく、ひとまとまりの物語として読むことができる。
エンドA、エンドB、エンドCと見るのではなく、はじまりからエンドCまでがブラッドボーンの物語だという読み方ができるということだ。

説Aに対する反論・補足 Edit

こちらへどうぞ。

説B Edit

別のストーリー説明があればこちらへどうぞ。

コメント Edit

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  • クトゥルフ神話的には月の魔物=ナイアルラトホテップかな
    ナイアルラトホテップは狩人を従えてるしね
    それと対立関係にあることで有名なクトゥグア・・・ということで上位者=クトゥグア
    上位者の赤子を守らせるため、あるいは狩人に対抗するため月夜に獣化がさらに促進される。
    この2勢力の争いともいえる。

「青ざめた血を求めよ。狩りを全うするために」
これは上位者や上位者の赤子の血を取り込み、獣を狩りつくして上位者となるべし
という月の魔物から狩人への指令

「獣の病蔓延の原因を潰せ。さもなくば、夜はずっと明けない」
夜が長いのは月の魔物せいであり、獣の病は上位者(の血)が原因でもある。
エンドCではそのどちらも排除したため夜が明けた
しかし「幼年期の始まり」という名の通りこれから幼年期である。
果たして平穏無事に済むだろうか -- 2019-05-30 (木) 13:06:22

  • 公式が出したアートワークスで月の魔物のイラストの横に、カレル文字姿なきオドンのテキストが載ってた事から
    月の魔物=オドン説が流行ってますね
    確かに戦う場所狩人の夢だし、他の場所では姿が見えないのかも -- 2019-10-05 (土) 12:38:31
  • 最近始めてゲールマン戦で止まってますが、思うにゲームの世界は一種の閉鎖空間内での出来事ではと想像してる。流れ的には、漁村の秘密を知ったマリアが自身を犠牲に事実を封印 → マリアを偲んでゲールマンが古工房にて人形作成 → メンシスの秘儀により上位者を呼び出し利用 → 上位者が血に関係した人々とヤーナム周辺を閉鎖空間へ隔離 → 月の魔物とゲールマンが契約して狩人の夢を拠点に獣と利用されてる上位者の抹殺開始 → 数十年経過 → 通常空間から来た主人公を狩人に仕立てて参戦させる → もろもろ獣と上位者抹殺 → ごくろうさまでゲールマンに首狩りされて通常空間に復帰(エンド:ヤーナムの夜明け)→ 残りは俺にまかせろ!で老兵は去るのみとばかりにゲールマン撃破したけど月の魔物に強制的に管理者契約させられた(エンド:遺志を継ぐもの)→ 上位者に対抗するために同じ上位者となって撃破したけど気がついたらナメクジになってた(エンド:幼年期のはじまり)こんな感じではないかと想像してます。あとシモンさんは末裔として通常空間側から過去を調べに来ていたのではと思います。 -- 2020-06-16 (火) 03:39:09
  • 最近、やり始めてまだ2週目だけど主人公の目的は公式のストーリーに「救われぬ病み人達が~中略~主人公もまた、そうした病み人の1人であった…」とあるから、主人公の目的は「青ざめた血を求めて」ではなく何かしらの病の治療なのではないかと。イベントとかテキストをまだまわり切れていないのでまだ考察の途中ですが、病の治療の代わりに明けなくなった狩りの夜の解決をする契約で、主人公≠プレイヤーでゲールマンの言う「何か」はヤーナムの血とともに混入したプレイヤーであり、唐突な介錯が予定調和のように扱われているのも主人公自体には手順を知らされていたのではないかと考えています。私の考察とここの考察が異なっているので、一通りプレイしてまだ異なっているようでしたらまた書きに来ます。 -- 2020-05-17 (日) 22:28:58
    • 一通りプレイして考察が固まったので書きます。主人公の目的の考察ですが、主人公が不治病かなにかを患っていて、どこかで青ざめた血の情報得てヤーナムに来ているが、主人公が手に入れた情報の青ざめた血は実は月の魔物を指したものではないのではないかと考えています。上位者には2種類いて旧神と呼ばれているすでにいなくなった獣性の上位者と新たに呼び出された神秘の上位者がいて、主人公が情報を得たのは前者。ヤーナムの住人は獣性の血が混ざっており、元々多くはないが獣の病が発症する度に獣狩りをしていたところ、獣性の上位者の研究をしていたビルゲンワースが、研究を進めたことで神秘の上位者とコンタクトに成功し、それが原因で狩人の夢が生まれ、獣の病が蔓延するようになってしまった為、血の医療を行う(獣性の上位者の血を取り込んで病を打ち消す)代わりに主人公がそれを解決する契約を行ったのではないかと考えています。
      エンドAの考察ですが、前提として夢は神秘の上位者が発生させており、それは赤子を触媒としているが、上位者にとっての赤子は、人間の赤子のことではないと考えています。根拠としてはエンドCですが、夢を見る狩人は月の魔物により選ばれた上位者の赤子の候補者なのではないかなと。神秘の上位者との繋がりは夢を見る狩人とメルゴーの2つがあり、この二つを絶たなければ神秘の上位者との繋がりが絶てない状態であったが、主人公がメンシスの儀式の触媒であるメルゴーを神秘の上位者から切り離し、その後、ゲールマンの介錯により、月の魔物が主人公から切り離されることで、神秘の上位者と世界の繋がりがなくなり、二度とヤーナムで狩人の夢を見ることがなくなったと状態と考えています。(ヤーナムが夢から覚る→ヤーナムの夜明け)工房が炎上しているのも狩人の夢の終わりを暗示していると考えたほうが自然かなと思います。ゲールマンに関してはすでに世界との繋がり(肉体)がないので触媒足りえないか、ゲールマンが夢を終わらせるつもりなので維持ができないのではないかと。個人的には正しく「狩りを全うした」エンディングと取りました。
      エンドBの考察ですが、単純に狩人の夢に終止符を打とうとしていたゲールマンを倒した主人公を月の魔物が夢の管理者の後継者としただけ、ただし実績の遺志を継ぐ者の意志はゲールマンの意志ではなく、青ざめた血の意志(赤子探し)と解釈しました。狩人の夢と獣狩りの夜は上位者が赤子を探すための手段なのではないかと考えています。
      エンドCの考察ですが、前提として上位者の赤子条件ですが、1つは周知のとおり3本の3本目のへその緒で、もう1つ条件があり、他ではどちらかの条件を正しく満たせていなかったため作中で主人公以外はすべて不完全に終わっていると考えています。3本の3本目のへその緒の3本目が何を指しているかですが、1本目は母親から出ているへその緒、2本目は取り上げ時に切り離す中間のへその緒(日本で取っておく部分)、3本目は赤子から伸びているへその緒で、赤子のへその尾を媒介として上位者が干渉を行う(瞳を受け渡す)が3等分された不完全なへその緒では足りず、3本使うことで1本の完全なへその緒となると考えました。つぎにもう一つの条件ですが、状況から上位者の血を取り込んで間もないことではないかと思います。腹を裂いて取り出されたメルゴーと主人公がどちらも満たす条件はこれくらいしか思いつきませんでした。この二つの条件を満たすことで上位者の赤子の資格を満たした主人公に気が付いた月の魔物が、主人公を自分の赤子とするために、他の考察でもありますが、主人公の血と自分の血(青ざめた血)を完全なへその緒を通して循環(リゲイン)させ、完全なる上位者の赤子となった。月の魔物を倒すことで発生する「HUNTED NIGHTMARE」ですが、これは月の魔物が赤子を得たことでヤーナムで狩人の夢を続ける必要がなくなったことを意味しているのではないかと考えました。そして狩人の夢は上位者の赤子の揺り籠として意味合いを変えたのではないかと。
      ゲーム部分を含めて狩人の夢である可能性も考えましたが、それだとエンドAで目覚めた場所に違和感があるので私の中では無しになりました。 -- 2020-06-23 (火) 21:52:41
      • まず獣性かそうでないかの上位者の違いというのが作中示唆されている表現もなければテキストもない。そして主人公が「青ざめた血」についてを知っていたかどうかは説得力がない。何故なら作中には描かれていないからということと、教会内でようやく知れ渡っている言葉を何故よそから来た主人公が正しく知っているか根拠がない。加えて「青ざめた血」という言葉自体が本来存在しないメチャクチャな言葉なので、むしろ言葉そのものに具体的な意味ではなく抽象的な意味があると睨んでヤーナムにやってきたと考えたほうが自然。 かつ主人公が病に伏せていたという解釈は正直なところ信頼性が無い。何故なら作中ギルバートのような病を患っている症状も無ければ輸血痕以外の外傷もない。公式サイトの文を読んで病に患っていると解釈したんだと思うが、公式サイトでの「病み」という言葉は「病を患う」の他に「気を病む」という言葉にも使われる。勿論それだけが根拠じゃ無く、輸血された部屋には自筆の走り書きで「狩りを全うするために」と書かれている以上、主人公は狩りを目的にヤーナムにやってきたということになる。 しかしながら狩りというのは危険な行為であるのは言わずもがな。獣の病にかかる可能性もあるし、逆に殺される可能性もある。それでも尚狩りに盲信したいという主人公には、何かしらの強い想いがあったはず。しかしその理由は描かれていない。ただしキャラクターメイキング時に「過去」という形で様々なバックグラウンドストーリーをプレイヤーが組み立てることが出来る、所謂TRPG要素が組み込まれているため、主人公がヤーナムに訪れる物語はプレイヤーが自由に想像して作り上げていいことになっている。ただし、あくまで狩りというのは生半可な行為ではないため、ヤーナムにやってきた理由の最終的な形は「狩りを目指すほど気を病んでしまった状態」にならなければならない。具体的な状況として考えうるは、過去のいきさつから自己喪失状態に陥った主人公が狩りに自分を見出だすといった形。 -- 2020-06-26 (金) 17:07:28
      • 作中の夢の概念も、メンシスの檻のテキストに書かれたように“望むことで実現できる空間”として描かれているが、その際夢という空間あるいは幻を見せるのは夢の上位者によるものとしている。なので見せるのは上位者のおかげだが、実現するには望む意志さえあればいいということ。 そもそも夢というはいまだにそのメカニズムがわかっていない。そうした謎に満ちたものを上位者を絡んだ形にしたものだと考えられる。月のカレルには夢の上位者の正体を“感応する精神そのもの”と書かれており、夢が上位者依存ではなくあくまで望む者たちの強いあるいは狂気じみた意志によって形成されているということになる。つまり我々が見る夢とほぼ同じようなもの。 そうなると主人公が輸血後に狩人の夢に見出だされるのも納得がいく。主人公が見た血から獣が現れて燃える映像は、夢を扱う作品ではよくある現実を示唆する映像であり、ヤーナムの血を入れられた主人公は獣化の可能性が出てしまうが、燃えて“浄化”される。燃えることが浄化を意味するのは火炎瓶のテキストに書かれている。 すなわち主人公は自分の狩りに対する強い意志が獣化を払いのけたということになる。殺戮でもなく浄化によって獣を退こうとする意志をして、人形は二周目の台詞で「優しい目覚めであったように」と語っていた。狩人の夢は主人公の狩りに対する意志をして“見つけた”のです。 その狩人の夢も、ゲールマンかローレンス、あるいは両者の強い想いから夢が形成されたと考えると、メンシスの檻に書かれたテキストと矛盾がありませんし、ゲールマンの寝言からも医療教会のローレンスとの約束を果たそうとする強い想い(故に負担として苦しんでいる)があったことがわかる。 -- 2020-06-26 (金) 17:44:36
  • 話は聞かせてもらった。実は主人公=プレイヤーで「bloodborne」というゲームをさせる事によってプレイヤーに啓蒙を与えて上位者にするのが、このゲームを作ったチュンソフ党の目的だったんだよ! -- 2020-12-24 (木) 21:45:42
    • んで上位者になった我々が新しい異邦人(新規プレイヤー)を夢(沼)に引きずり込むと。なるほど納得だぜ! -- 2022-01-27 (木) 15:31:08
  • 考察を見るまで三つ目のエンド、主人公が「わいが獣狩りの夜を終わらせようと、次の時代にまた獣狩りの夜がはじまるんや。いつまでたっても根本的な解決にはならないんや。せや、わいが上位者全部ぬっ〇して最高位の上位者になればいいんじゃね?そしたら獣狩りの夜に人間が怯える必要なくね?わい天才じゃね!?よっしゃ、そのためにも力がいる。だが、血の遺志なんかじゃ足りねぇ、これを使って奴らと同じ力を得るんや!」ってことで三本目のへその緒もしゃもしゃして、ゲールマンの後任を迎えに来た月の魔物を葬り、赤子になって「待ってろアメンボ、オドン、その他、すぐにあの世におくったるで!ガハハハハ!(うねうね」って話かと思ってた -- 2022-02-10 (木) 06:21:28
  • ヤーナム市街の灯りの前のハシゴを最初に登ってる最中にせいけもの叫びが聞こえるのが気になる時計塔の鐘も一定の場所で鳴るようになっているから時間の進行を表しているとして主人公が診療所で目覚めたのとほぼ同時に聖職者はすでに獣になりかけていて主人公がハシゴを登ったことで時間が進行してそのタイミングで聖職者は獣になっているとかだと面白いと思いました他の場所でせいけもの声は聞こえないのにそこでわざわざ演出するということはちょうどそのタイミングで獣になったと考えてもいいんじゃじゃないんでしょうか -- 石ころ? 2023-09-13 (水) 23:46:17
  • ヤーナム市街の灯りの前のハシゴを最初に登ってる最中にせいけもの叫びが聞こえるのが気になる時計塔の鐘も一定の場所で鳴るようになっているから時間の進行を表しているとして主人公が診療所で目覚めたのとほぼ同時に聖職者はすでに獣になりかけていて主人公がハシゴを登ったことで時間が進行してそのタイミングで聖職者は獣になっているとかだと面白いと思いました他の場所でせいけもの声は聞こえないのにそこでわざわざ演出するということはちょうどそのタイミングで獣になったと考えてもいいんじゃじゃないんでしょうか -- 石ころ? 2023-09-13 (水) 23:46:34
  • ヤーナム市街の灯りの前のハシゴを最初に登ってる最中にせいけもの叫びが聞こえるのが気になる時計塔の鐘も一定の場所で鳴るようになっているから時間の進行を表しているとして主人公が診療所で目覚めたのとほぼ同時に聖職者はすでに獣になりかけていて主人公がハシゴを登ったことで時間が進行してそのタイミングで聖職者は獣になっているとかだと面白いと思いました他の場所でせいけもの声は聞こえないのにそこでわざわざ演出するということはちょうどそのタイミングで獣になったと考えてもいいんじゃじゃないんでしょうか -- 石ころ? 2023-09-13 (水) 23:46:46
  • 同じ話連投すんな -- 2023-12-22 (金) 01:14:10
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*1 青ざめた血、宮崎氏へのインタビュー参照
*2 ミコラーシュ「我らの脳に瞳を与え、獣の愚かを克させたまえ」
*3 エンドB時の人形台詞

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