ストーリー考察 のバックアップの現在との差分(No.30)

作中での主人公の行動 Edit


主人公が一切喋らず、ナレーションもほぼ入らないため、どのような基準で行動しているかは分かりにくいが、

ゲーム内メモ(公式メッセージ)やNPCのセリフから、なぜ本編のような道筋を辿っていったかを知ることができる。


ヤーナム~オドンの地下墓

主人公は青ざめた血を求めてヤーナムへやってきた。

彼は血の医療を目の当たりする事になる…………………………………………………………………………………………………………………………………………………

"ほう…「青ざめた血」ねぇ…"

"フン!確かに、君は正しく、そして幸運だ"

"まさにヤーナムの医療、その秘密だけが …君を導くだろう"

"だが、よそ者に語るべき法もない"

"だから君、まずは我ら、ヤーナムの血を受け入れたまえよ…"

"さあ、誓約書を…"

"よろしい。これで誓約は完了だ"

"それでは、輸血を始めようか…なあに、なにも心配することはない"

"何があっても…悪い夢のようなものさね…"

"フフ………クックックック…………………"

やがて主人公は、血の輸血によって意識を失っていった………………

この主人公は恐らく知的好奇心が非常に強い純粋で冒険好きの人間か、何等かの病に罹患した為にこのヤーナムという街へ治療を目的として訪れたただの異邦人か、

それかもしくは、"遥か東、人里離れた山間にある忘れられたこの"呪われた"街" にまつわる誠、奇怪なる風土病、"獣の病"について調査に来たいずこかの組織の

人間という可能性がある。医療教会の方針に基づく輸血を行った上記の車椅子を牽く獣人は"青ざめた血ねぇ…"と言ったが、これは推測する限りによれば、主人公が

その口から"青ざめた血"という言葉を彼に放ち、それに基づいて何等かの質問や疑問を呈したからという可能性がある。どちらにしても、この獣人の男性からすれば

何処ぞからやってきた生意気な小僧っ子・小娘ごときが、異邦人としての立場を弁えずに医療教会の闇であり、狂気を支える柱であり、上位者への信仰の証でもある

その"血"について話し出したのだから見下し、鼻であしらったのも無理はないだろう。どちらにせよ、教会からの血を輸血されれば後は獣か神に近き魔物となる以外

道はなく、もし仮に当人がその後より人間の姿を保ち続けたのだとしても、怪物や獣鬼の姿をとっていなければ脆弱な人間であるあまり、有象無象の仲間たちに狩ら

れ、その浅ましい人生を終える事になるのは目に見えていたであろう。その為、特徴及び経歴はプレイヤーたちの自由であるが、忌々しいこの生意気な主人公がその

言葉を問いながら血の輸血とともに痛みを覚え、苦しみ、顔を歪めながら静かに意識を失っていくのを見ているのは、さぞ楽しかった事だろう……………

この獣人は慇懃無礼極まるこのひ弱な人間に対する礼儀と接し方を心得ていたのである

その使命感や好奇心のいずれかが主人公の血や身体、そしてこのヤーナムの血の医療に基づく輸血液と共鳴し、失神後に主人公を贄(にえ)たらしめんとした獣憑きの

人狼は手を出せず、最終的にその身体は古代トゥメル人の魔術として知られる炎の魔力に焼かれる事になった。主人公はトゥメル人たちと同じ神秘と獣性を備えた人

間としての素質をこの瞬間に持ったのかもしれない。この時の人狼はこの主人公へ投与した輸血液と彼の身体との反応によってその血の海とともに主人公の目に映る

ようになったのかもしれない

そして狩人の悪夢からの使者が現れたが、この存在たちはこの異邦人と診療所に居た獣人の間の会話を見られぬように聞いていたのだろう、彼に備わった素質が人狼

を退けるとすぐさま出現し、驚き、恐怖する彼に覆い被さり、狩人の悪夢へ死を迎える度に誘われるように呪いをかけた。そしてこの時、主人公は意識を失いながら

も聞いたのである

人形:"ああ、狩人様を見つけたのですね……"

気がつくと日は既に暮れており、診療所に人間の気配はなく、

階段の向こうからは何者かが肉を夢中で貪っているようなおぞましい音が微かに聞こえてくるのだった………………

獣狩りの夜は既に始まっていたのである………

ギルバートに「青ざめた血」について尋ね、

血についての情報を独占している医療教会、その大元である大聖堂を訪ねるよう勧められる。


同時に、狩人の夢にて

ゲールマンから自身の目的のためにも獣狩りをするよう言われる。

また、狩人の悪夢から逃れるためには、獣の病蔓延の原因を潰す必要があるというメモを見つける。


ヤーナムでは重要な情報を手に入れることができた。

"医療教会は俺たちを見捨てる気だ!あの月の夜、旧市街を焼き捨てたように"

あの月の夜、旧市街を焼き棄てた」。


オドン教会~旧市街

"ビルゲンワースの蜘蛛が儀式を隠している"

大聖堂へ向かう途中、オドン教会の地下の書庫で「ビルゲンワース」と「蜘蛛」について知ることになる。


ゲールマンからは獣狩りの力を高めたいのなら、旧市街へ聖杯を取りに行くよう勧められる。

旧市街へ行く途中でアルフレートに出会い、「医療教会」「ビルゲンワース」について尋ね、情報を得ることができた。

旧市街に関する警告"これより棄てられた街。獣狩り不要、引き返せ"

旧市街では、「赤い月」と獣の病に関する手記を見つける。

旧市街で獣狩りをしていた狩人だったのだろうか、焼けて灰色掛かった男性の亡骸が灰に塗れた狩人の衣服を着て、

廃墟内の上階に孤独に置かれた、古い燃え尽きた椅子に腰掛けていた………………

その傍には彼が書いたと思われる煤けた手記が放り出されていた。だが床の上さえも、旧市街を獣鬼ごと焼き払った灰と煤で、闇の中白く覆い尽くされていたのだった

かつては医療によって栄えていた限りなき荘厳なヤーナムの聖堂街下、旧市街も今となっては死と灰によって覆われ、炎獄を生き残った獣憑きたちが跋扈する死の街

と化していた。ヤーナム医療教会、彼らが望んだ上位者への信仰と渇望と羨望は彼らに繁栄をもたらし彼らに叡智を与えたが、それは彼ら教会の人間たちの心を知を

欲し、貪り、渇える獣へと変えてしまい、それはやがて、獣鬼と化し、果ては神にならんとする魔物になり果てるヤーナムの民衆たちの愚かな脳、そして内に宿る瞳

となってしまったのだ。彼らの心は上位者たちと何ら変わりのない狂気を生きる知性と、血肉を貪るが如く世界を貪る冒涜的なまでの獣性とそして、己の"知"を見失っ

た己が魂に他者の"知"を与からせようとする愚劣且つ卑劣極まる人間性、を兼ね備えていたのだった。

"ウィレーム先生は正しい。情けない進化は人の堕落だ"

以下の文言は医療教会の創設者であり、最初の狩人ゲールマンの友人でもあるローレンスと考古学・歴史学の学舎ビルゲンワースの学長ウィレーム氏の会話の抜粋

である

※警句の文言はウィレーム氏の言葉となっている

"ウィレーム先生別れの挨拶をしにきました"

"ああ、知っている, 君も、裏切るのだろう?"

"…変わらず、頑なですね, でも警句は忘れません"

"…我ら血によって人となり、人を超え、また人を失う"

"知らぬ者よ, かねて血を恐れたまえ"

"…お世話になりました。先生"

会話を聞く限り、ビルゲンワース学長ウィレーム氏はこの上位者なる存在への昇華を目的とする狂気を拒み、敢えて人間としての慎ましき生き方を選んだと見える

尤も、ビルゲンワースが禁域の森や一部悪夢の世界へ呑まれて行った古代より後も主人公の前にて生存し続けているのを見る限り、彼は既に人間の領域には存在して

いないと推察できる。更につけ加えるならば、上位者なる存在たちを学徒・墓暴きたちが認識してしまった時点で、これらの惨劇と狂気、冒涜の数々は既に運命づけられ

ていたのかもしれない。そしてトゥメル人の女王ヤーナムの子供を奪い、その子供の泣き声による民衆の獣性暴発を誘い、その度に上位者研究の成果を隠し、月の魔物

となったローレンスの狩人の誘導・監視とヤーナム彼女の子供であるメルゴーなる赤子を"乳母"と称する女の上位者に監視・管理させ、メンシス学派の人間たちの狂気

と精神体を自身らの砦として再構築し、己が欲求の赴くがまま、意志の望むがままに神秘の智慧と力を、そして純粋なる生命を利用し続け、冒涜を繰り返したのである

ヤーナムの民衆と医療教会は己が知の欲する処によりてその繁栄に満ちた文明を自ら滅ぼした。それは彼ら、人間自身の血に潜む獣のそれによる滅亡でもあったのだろう

"赤い月は近く、この街は獣ばかりだ。もう全てを焼くしかないのか?"

赤い月は近く、この街は獣ばかりだ」

どうやら特別な月が存在しており、そんな月の夜獣が大量発生するらしい。


教会の工房~聖堂街~地下牢

ゲールマンにさらに、獣狩りに役立つ教会の工房へ行くことを勧められ、オドン教会を上ることになる。

教会の工房から聖堂街に出られ、今まで門に遮られていた場所にも行けるようになった。


聖堂街を探索していると、今まで見たこともない大男がおり、メンシス学派の活動拠点である隠し街ヤハグルへと連れ去られてしまう。

ヤハグルでは、

狂人たちの儀式を呼んでいること、秘匿を破る必要があること」

「その儀式は赤子を必要とし、その泣き声を止める必要があること」を知る。

赤い月と獣の病、月を呼ぶ儀式とその秘匿、秘匿する存在ビルゲンワースの蜘蛛と情報が繋がってきた。


大聖堂~ビルゲンワース

大聖堂へ、ギルバートの勧めや、ビルゲンワース進入の合言葉のために向かうことにする。(聖堂街道中のメモ)

大聖堂へ着いたが青ざめた血については分からず、

ギルバートに「ビルゲンワース」について尋ねてみるが、知らないと言われる。

オドン教会や旧市街、ヤハグルのメモから、ビルゲンワースの蜘蛛の秘匿を破る必要があると分かり、ビルゲンワースへ赴くことにする。

ビルゲンワースで赤い月について、蜘蛛と儀式の秘匿について詳しく知る。

ロマを倒し、秘匿を破る。


ヤハグル~メンシスの悪夢

ヤハグルで「メンシスの儀式」が獣の病蔓延の原因であると知り、それを止めにメンシスの悪夢へと赴く。


月の魔物戦

教室棟で青ざめた血と進化についてのメモを見つけ、青ざめた血とは何かを知る


おそらく、以上が本編の流れである。

ヤハグルへ攫われることはプレイヤーの選択に委ねられている部分ではあるものの、

「見たまえ!青ざめた血の空だ!」は攫われることが前提であるメッセージであり、製作者側の意図した流れはこちらであると考えて良いだろう。

(青ざめた血の空について答えているインタビューを参照のこと。)

ストーリー説明A Edit


以下は推測を含む、ストーリーの解釈の一つである。(編者:ari)
 説明A

ストーリー説明B Edit

 説明B

ストーリー説明C Edit

 説明C

コメント Edit

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照 画像を非表示

  • クトゥルフ神話的には月の魔物=ナイアルラトホテップかな
    ナイアルラトホテップは狩人を従えてるしね
    それと対立関係にあることで有名なクトゥグア・・・ということで上位者=クトゥグア
    上位者の赤子を守らせるため、あるいは狩人に対抗するため月夜に獣化がさらに促進される。
    この2勢力の争いともいえる。

「青ざめた血を求めよ。狩りを全うするために」
これは上位者や上位者の赤子の血を取り込み、獣を狩りつくして上位者となるべし
という月の魔物から狩人への指令

「獣の病蔓延の原因を潰せ。さもなくば、夜はずっと明けない」
夜が長いのは月の魔物せいであり、獣の病は上位者(の血)が原因でもある。
エンドCではそのどちらも排除したため夜が明けた
しかし「幼年期の始まり」という名の通りこれから幼年期である。
果たして平穏無事に済むだろうか -- 2019-05-30 (木) 13:06:22

  • 公式が出したアートワークスで月の魔物のイラストの横に、カレル文字姿なきオドンのテキストが載ってた事から
    月の魔物=オドン説が流行ってますね
    確かに戦う場所狩人の夢だし、他の場所では姿が見えないのかも -- 2019-10-05 (土) 12:38:31
  • 最近始めてゲールマン戦で止まってますが、思うにゲームの世界は一種の閉鎖空間内での出来事ではと想像してる。流れ的には、漁村の秘密を知ったマリアが自身を犠牲に事実を封印 → マリアを偲んでゲールマンが古工房にて人形作成 → メンシスの秘儀により上位者を呼び出し利用 → 上位者が血に関係した人々とヤーナム周辺を閉鎖空間へ隔離 → 月の魔物とゲールマンが契約して狩人の夢を拠点に獣と利用されてる上位者の抹殺開始 → 数十年経過 → 通常空間から来た主人公を狩人に仕立てて参戦させる → もろもろ獣と上位者抹殺 → ごくろうさまでゲールマンに首狩りされて通常空間に復帰(エンド:ヤーナムの夜明け)→ 残りは俺にまかせろ!で老兵は去るのみとばかりにゲールマン撃破したけど月の魔物に強制的に管理者契約させられた(エンド:遺志を継ぐもの)→ 上位者に対抗するために同じ上位者となって撃破したけど気がついたらナメクジになってた(エンド:幼年期のはじまり)こんな感じではないかと想像してます。あとシモンさんは末裔として通常空間側から過去を調べに来ていたのではと思います。 -- 2020-06-16 (火) 03:39:09
  • 最近、やり始めてまだ2週目だけど主人公の目的は公式のストーリーに「救われぬ病み人達が~中略~主人公もまた、そうした病み人の1人であった…」とあるから、主人公の目的は「青ざめた血を求めて」ではなく何かしらの病の治療なのではないかと。イベントとかテキストをまだまわり切れていないのでまだ考察の途中ですが、病の治療の代わりに明けなくなった狩りの夜の解決をする契約で、主人公≠プレイヤーでゲールマンの言う「何か」はヤーナムの血とともに混入したプレイヤーであり、唐突な介錯が予定調和のように扱われているのも主人公自体には手順を知らされていたのではないかと考えています。私の考察とここの考察が異なっているので、一通りプレイしてまだ異なっているようでしたらまた書きに来ます。 -- 2020-05-17 (日) 22:28:58
    • 一通りプレイして考察が固まったので書きます。主人公の目的の考察ですが、主人公が不治病かなにかを患っていて、どこかで青ざめた血の情報得てヤーナムに来ているが、主人公が手に入れた情報の青ざめた血は実は月の魔物を指したものではないのではないかと考えています。上位者には2種類いて旧神と呼ばれているすでにいなくなった獣性の上位者と新たに呼び出された神秘の上位者がいて、主人公が情報を得たのは前者。ヤーナムの住人は獣性の血が混ざっており、元々多くはないが獣の病が発症する度に獣狩りをしていたところ、獣性の上位者の研究をしていたビルゲンワースが、研究を進めたことで神秘の上位者とコンタクトに成功し、それが原因で狩人の夢が生まれ、獣の病が蔓延するようになってしまった為、血の医療を行う(獣性の上位者の血を取り込んで病を打ち消す)代わりに主人公がそれを解決する契約を行ったのではないかと考えています。
      エンドAの考察ですが、前提として夢は神秘の上位者が発生させており、それは赤子を触媒としているが、上位者にとっての赤子は、人間の赤子のことではないと考えています。根拠としてはエンドCですが、夢を見る狩人は月の魔物により選ばれた上位者の赤子の候補者なのではないかなと。神秘の上位者との繋がりは夢を見る狩人とメルゴーの2つがあり、この二つを絶たなければ神秘の上位者との繋がりが絶てない状態であったが、主人公がメンシスの儀式の触媒であるメルゴーを神秘の上位者から切り離し、その後、ゲールマンの介錯により、月の魔物が主人公から切り離されることで、神秘の上位者と世界の繋がりがなくなり、二度とヤーナムで狩人の夢を見ることがなくなったと状態と考えています。(ヤーナムが夢から覚る→ヤーナムの夜明け)工房が炎上しているのも狩人の夢の終わりを暗示していると考えたほうが自然かなと思います。ゲールマンに関してはすでに世界との繋がり(肉体)がないので触媒足りえないか、ゲールマンが夢を終わらせるつもりなので維持ができないのではないかと。個人的には正しく「狩りを全うした」エンディングと取りました。
      エンドBの考察ですが、単純に狩人の夢に終止符を打とうとしていたゲールマンを倒した主人公を月の魔物が夢の管理者の後継者としただけ、ただし実績の遺志を継ぐ者の意志はゲールマンの意志ではなく、青ざめた血の意志(赤子探し)と解釈しました。狩人の夢と獣狩りの夜は上位者が赤子を探すための手段なのではないかと考えています。
      エンドCの考察ですが、前提として上位者の赤子条件ですが、1つは周知のとおり3本の3本目のへその緒で、もう1つ条件があり、他ではどちらかの条件を正しく満たせていなかったため作中で主人公以外はすべて不完全に終わっていると考えています。3本の3本目のへその緒の3本目が何を指しているかですが、1本目は母親から出ているへその緒、2本目は取り上げ時に切り離す中間のへその緒(日本で取っておく部分)、3本目は赤子から伸びているへその緒で、赤子のへその尾を媒介として上位者が干渉を行う(瞳を受け渡す)が3等分された不完全なへその緒では足りず、3本使うことで1本の完全なへその緒となると考えました。つぎにもう一つの条件ですが、状況から上位者の血を取り込んで間もないことではないかと思います。腹を裂いて取り出されたメルゴーと主人公がどちらも満たす条件はこれくらいしか思いつきませんでした。この二つの条件を満たすことで上位者の赤子の資格を満たした主人公に気が付いた月の魔物が、主人公を自分の赤子とするために、他の考察でもありますが、主人公の血と自分の血(青ざめた血)を完全なへその緒を通して循環(リゲイン)させ、完全なる上位者の赤子となった。月の魔物を倒すことで発生する「HUNTED NIGHTMARE」ですが、これは月の魔物が赤子を得たことでヤーナムで狩人の夢を続ける必要がなくなったことを意味しているのではないかと考えました。そして狩人の夢は上位者の赤子の揺り籠として意味合いを変えたのではないかと。
      ゲーム部分を含めて狩人の夢である可能性も考えましたが、それだとエンドAで目覚めた場所に違和感があるので私の中では無しになりました。 -- 2020-06-23 (火) 21:52:41
      • まず獣性かそうでないかの上位者の違いというのが作中示唆されている表現もなければテキストもない。そして主人公が「青ざめた血」についてを知っていたかどうかは説得力がない。何故なら作中には描かれていないからということと、教会内でようやく知れ渡っている言葉を何故よそから来た主人公が正しく知っているか根拠がない。加えて「青ざめた血」という言葉自体が本来存在しないメチャクチャな言葉なので、むしろ言葉そのものに具体的な意味ではなく抽象的な意味があると睨んでヤーナムにやってきたと考えたほうが自然。 かつ主人公が病に伏せていたという解釈は正直なところ信頼性が無い。何故なら作中ギルバートのような病を患っている症状も無ければ輸血痕以外の外傷もない。公式サイトの文を読んで病に患っていると解釈したんだと思うが、公式サイトでの「病み」という言葉は「病を患う」の他に「気を病む」という言葉にも使われる。勿論それだけが根拠じゃ無く、輸血された部屋には自筆の走り書きで「狩りを全うするために」と書かれている以上、主人公は狩りを目的にヤーナムにやってきたということになる。 しかしながら狩りというのは危険な行為であるのは言わずもがな。獣の病にかかる可能性もあるし、逆に殺される可能性もある。それでも尚狩りに盲信したいという主人公には、何かしらの強い想いがあったはず。しかしその理由は描かれていない。ただしキャラクターメイキング時に「過去」という形で様々なバックグラウンドストーリーをプレイヤーが組み立てることが出来る、所謂TRPG要素が組み込まれているため、主人公がヤーナムに訪れる物語はプレイヤーが自由に想像して作り上げていいことになっている。ただし、あくまで狩りというのは生半可な行為ではないため、ヤーナムにやってきた理由の最終的な形は「狩りを目指すほど気を病んでしまった状態」にならなければならない。具体的な状況として考えうるは、過去のいきさつから自己喪失状態に陥った主人公が狩りに自分を見出だすといった形。 -- 2020-06-26 (金) 17:07:28
      • 作中の夢の概念も、メンシスの檻のテキストに書かれたように“望むことで実現できる空間”として描かれているが、その際夢という空間あるいは幻を見せるのは夢の上位者によるものとしている。なので見せるのは上位者のおかげだが、実現するには望む意志さえあればいいということ。 そもそも夢というはいまだにそのメカニズムがわかっていない。そうした謎に満ちたものを上位者を絡んだ形にしたものだと考えられる。月のカレルには夢の上位者の正体を“感応する精神そのもの”と書かれており、夢が上位者依存ではなくあくまで望む者たちの強いあるいは狂気じみた意志によって形成されているということになる。つまり我々が見る夢とほぼ同じようなもの。 そうなると主人公が輸血後に狩人の夢に見出だされるのも納得がいく。主人公が見た血から獣が現れて燃える映像は、夢を扱う作品ではよくある現実を示唆する映像であり、ヤーナムの血を入れられた主人公は獣化の可能性が出てしまうが、燃えて“浄化”される。燃えることが浄化を意味するのは火炎瓶のテキストに書かれている。 すなわち主人公は自分の狩りに対する強い意志が獣化を払いのけたということになる。殺戮でもなく浄化によって獣を退こうとする意志をして、人形は二周目の台詞で「優しい目覚めであったように」と語っていた。狩人の夢は主人公の狩りに対する意志をして“見つけた”のです。 その狩人の夢も、ゲールマンかローレンス、あるいは両者の強い想いから夢が形成されたと考えると、メンシスの檻に書かれたテキストと矛盾がありませんし、ゲールマンの寝言からも医療教会のローレンスとの約束を果たそうとする強い想い(故に負担として苦しんでいる)があったことがわかる。 -- 2020-06-26 (金) 17:44:36
  • 話は聞かせてもらった。実は主人公=プレイヤーで「bloodborne」というゲームをさせる事によってプレイヤーに啓蒙を与えて上位者にするのが、このゲームを作ったチュンソフ党の目的だったんだよ! -- 2020-12-24 (木) 21:45:42
    • んで上位者になった我々が新しい異邦人(新規プレイヤー)を夢(沼)に引きずり込むと。なるほど納得だぜ! -- 2022-01-27 (木) 15:31:08
  • 考察を見るまで三つ目のエンド、主人公が「わいが獣狩りの夜を終わらせようと、次の時代にまた獣狩りの夜がはじまるんや。いつまでたっても根本的な解決にはならないんや。せや、わいが上位者全部ぬっ〇して最高位の上位者になればいいんじゃね?そしたら獣狩りの夜に人間が怯える必要なくね?わい天才じゃね!?よっしゃ、そのためにも力がいる。だが、血の遺志なんかじゃ足りねぇ、これを使って奴らと同じ力を得るんや!」ってことで三本目のへその緒もしゃもしゃして、ゲールマンの後任を迎えに来た月の魔物を葬り、赤子になって「待ってろアメンボ、オドン、その他、すぐにあの世におくったるで!ガハハハハ!(うねうね」って話かと思ってた -- 2022-02-10 (木) 06:21:28
  • ヤーナム市街の灯りの前のハシゴを最初に登ってる最中にせいけもの叫びが聞こえるのが気になる時計塔の鐘も一定の場所で鳴るようになっているから時間の進行を表しているとして主人公が診療所で目覚めたのとほぼ同時に聖職者はすでに獣になりかけていて主人公がハシゴを登ったことで時間が進行してそのタイミングで聖職者は獣になっているとかだと面白いと思いました他の場所でせいけもの声は聞こえないのにそこでわざわざ演出するということはちょうどそのタイミングで獣になったと考えてもいいんじゃじゃないんでしょうか -- 石ころ? 2023-09-13 (水) 23:46:17
  • ヤーナム市街の灯りの前のハシゴを最初に登ってる最中にせいけもの叫びが聞こえるのが気になる時計塔の鐘も一定の場所で鳴るようになっているから時間の進行を表しているとして主人公が診療所で目覚めたのとほぼ同時に聖職者はすでに獣になりかけていて主人公がハシゴを登ったことで時間が進行してそのタイミングで聖職者は獣になっているとかだと面白いと思いました他の場所でせいけもの声は聞こえないのにそこでわざわざ演出するということはちょうどそのタイミングで獣になったと考えてもいいんじゃじゃないんでしょうか -- 石ころ? 2023-09-13 (水) 23:46:34
  • ヤーナム市街の灯りの前のハシゴを最初に登ってる最中にせいけもの叫びが聞こえるのが気になる時計塔の鐘も一定の場所で鳴るようになっているから時間の進行を表しているとして主人公が診療所で目覚めたのとほぼ同時に聖職者はすでに獣になりかけていて主人公がハシゴを登ったことで時間が進行してそのタイミングで聖職者は獣になっているとかだと面白いと思いました他の場所でせいけもの声は聞こえないのにそこでわざわざ演出するということはちょうどそのタイミングで獣になったと考えてもいいんじゃじゃないんでしょうか -- 石ころ? 2023-09-13 (水) 23:46:46
  • 同じ話連投すんな -- 2023-12-22 (金) 01:14:10
お名前:

  URL B I U SIZE Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White

※できるだけ改行は控えましょう。(不必要にEnterで行変えない!)
※ツリー化を心がけましょう。(レス書き込む前に(ラジオボタン)をチェック!)



*1 青ざめた血、宮崎氏へのインタビュー参照
*2 「真珠ナメクジ」、または精霊=「上位者の先触れとして知られる軟体動物」も参照
*3 ミコラーシュ「我らの脳に瞳を与え、獣の愚かを克させたまえ」
*4 ミコラーシュ「我らの脳に瞳を与え、獣の愚かを克させたまえ」
*5 エンドB時の人形台詞

ホーム リロード   新規 下位ページ作成 コピー 編集 添付 一覧 最終更新 差分 バックアップ 検索   凍結 名前変更     最終更新のRSS