ストーリー考察 のバックアップ(No.11)
作中での主人公の行動
主人公が一切喋らず、ナレーションもほぼ入らないため、どのような基準で行動しているかは分かりにくいが、 ヤーナム~オドンの地下墓 同時に、狩人の夢にて ヤーナムでは重要な情報を手に入れることができた。 オドン教会~旧市街 ゲールマンからは獣狩りの力を高めたいのなら、旧市街へ聖杯を取りに行くよう勧められる。 教会の工房~聖堂街~地下牢 聖堂街を探索していると、今まで見たこともない大男がおり、ヤハグルへと連れ去られてしまう。 大聖堂~ビルゲンワース ヤハグル~メンシスの悪夢 月の魔物戦 おそらく、以上が本編の流れである。 ストーリー説明A
以下は推測を含む、ストーリーの解釈の一つである。(編者:ari)
3つのエンディング
それぞれのエンディングは平行に並んだ、等価なものではない。 エンドA
エンドAでは今回限りの獣狩りの夜を終わらせ、主人公だけが夜明けを迎えることになる。
今回、主人公は獣狩りの夜を終わらせたが、ヤーナムはもう獣狩りの必要がなくなったのだろうか? エンドB
エンドBはエンドAの裏面であり、続きである。
エンドA/Bでは青ざめた血を半分しか回収しきれておらず、狩りを全うできていない。 エンドC
なぜエンドAおよびエンドBではまた獣狩りの夜が始まるのだろうか?
まとめ
以上のように、それぞれのエンディングは描写される内容が連続的であり 説Aに対する反論・補足
反論:エンドAでは解放されているのに、エンドBでは解放されていないという解釈は矛盾があるのでは? ブラッドボーンA、ブラッドボーンB、ブラッドボーンCのようにそれぞれの物語があり、
同氏はインタビューにおいて、「青ざめた血を求めよ」とはメンシスの儀式を止めることを意味すると答えています。 これに対して、エンドBでは月の魔物が登場します。
説B
・前置き まず前提として、Bloodborneの主人公には自由意志が存在している。 エンディングを迎えると、主人公は最終的に獣狩りの夜を終わらせることになる。 「青ざめた血を求めよ。狩りを全うするために」とは、主人公がおそらく手術を受ける前に、自筆で書いた走り書きだ。それはゲーム開始直後に見つけることができる。これを目的Aとする。 「獣の病蔓延の原因を潰せ。さもなくば、夜はずっと明けない」とは、狩人の夢で見られる手記だ。これは目的Bとする。 主人公はさらに、狩人の夢でゲールマンから話を聞くことができる。 「今は何も分からないだろうが、難しく考えることはない ゲールマンの言う通り、ただ道行くままに獣を狩り続けていれば、エンディングにたどり着くことができる。だが、それでは「目的」が何であったのかは分からない。そこで考察をしよう。 ・目的Aについて、その1 目的Aは、記憶を失う前に主人公が書いたメモで、恐らくゲーム開始時にはその意味を思い出すことができない。プレイヤーももちろん、意味が理解できない。 「青ざめた血」というのは、上位者の血を指す言葉でもあり、月の魔物を指す言葉でもある。宮崎氏によれば、それを求めることはメンシスの儀式を止めることでもあるらしい。だが、それは目的Bでも成さねばならないことである。 ・目的Bについて、その1 目的Bは、比較的理解しやすい。「獣狩りの夜」とは、獣の病が蔓延する夜のことであり、蔓延させている原因を解決すれば、夜が明ける。と読み取れる。 「赤い月は近く、この街は獣ばかりだ。きりがない もう何もかも手遅れ、すべてを焼くしかないのか」 「獣狩りの夜、聖堂街への大橋は封鎖された 医療教会は俺たちを見捨てるつもりだ あの月の夜、旧市街を焼き棄てたように」 「赤い月が近づくとき、人の境は曖昧となり偉大なる上位者が現れる。そして我ら赤子を抱かん」 では、赤い月はなぜ近づいたのか?過去、それが起こった原因は不明だが、少なくとも主人公が対峙する、今回の獣狩りの夜に関しては、手記がある。 「狂人ども、奴らの儀式が月を呼び、そしてそれは隠されている 秘匿を破るしかない」 儀式を止めるためには、「悪夢の儀式は赤子と共にある 赤子を探せ。あの泣き声を止めてくれ」という手記があるように、赤子、その泣き声を止めれば良いらしい。 ここで一度目的Bについて整理すると、獣狩りの夜を明けさせるために、メンシスの儀式を止めればいいようだ。 ・目的Aについて、その2 目的Aは、目的Bのその先にあるように感じられる。青ざめた血を求めることが、狩りを全うすることに必要だ、ということであれば、「青ざめた血を求める」ことは「儀式を止めること」でもあり、その先に目的Aの真意があるようだ。 ここで、エンディングについて見てみよう。全部で3種類ある。 獣の病蔓延の原因である、赤い月を呼んでいた、メンシスの儀式を止めたことによって、今回の獣狩りの夜は明けるようだ。ゲールマンは主人公に、自分の介錯を受け入れ、夢から解放されるといい、と提言する。 ヤーナムの夜明け 「介錯に身をまかせる」を選んだ主人公は、ゲールマンに首をはねられ、狩人の夢で死ぬ。そして、ヤーナムの夜明けと共に目を覚ました。 これを選んだプレイヤーの思いも様々であろう。夢とはいえ、主人公が首を撥ねられることを選択するのだから。しかし、そのあたりはプレイヤー次第である。 これは目的Bの達成であるといえよう。 遺志を継ぐもの 「任せない」を選んだ主人公を、ゲールマンは「きみも何かにのまれたか」と判断し、主人公へと襲い掛かる。ゲールマンを倒した主人公は、狩人の夢に出た赤い月を見る。 一見バッドエンドだが、ここでも目的Bは達成していると考えられよう。獣狩りの夜は何度も起こるものであり、主人公はゲールマンの役割を、遺志を受け継いだのだ。プレイヤーによっては、ゲールマンが夢から解放されたがっていることを知っているだろう。主人公は、その意思をくみ取り、ゲールマンを解放したのかもしれない。そのあたりはプレイヤー次第である。 幼年期のはじまり 「任せない」を選んだうえ、「三本目のへその緒」というアイテムを三つ以上使っている場合に、このエンディングになる。 このエンディングにたどりついたプレイヤーは、偶然そのアイテムを使ったかもしれないし、教室棟にある手記を読んだのかもしれない。ただ、やはりそのあたりはプレイヤー次第なのだ。 ゲールマンとの戦闘後、月の魔物に抱擁されるかと思ったその時、魔物は何かに気づいたように主人公を離し、襲い掛かってくる。そしてそれを倒すと、人形が狩人の夢に転がっている上位者の赤子のようなものを拾い上げ、「狩人様」と声をかける。空は、赤い月がでている時と同じ色だ。 これも目的Bは達成している。しかし、ほかの二つとは大きく違うところがある。このエンディングで主人公は、目的Aも達成したのだ。それについては後述する。 ・目的Bについて、その2 この目的は、主人公自身の目的ではないようだ。これはつまり、獣狩りの夜というサイクルのたびに、狩人の夢に依る狩人が成すべき目的である。狩人の夢に書いてある事実も、その裏付けである。 メンシスの儀式により、赤い月が現れた。⇒赤い月が近づくと、獣の病が蔓延する。⇒儀式を止めるには、赤子の泣き声を止める必要がある⇒メルゴーの乳母という上位者が、赤子を守護していたので、それを倒す。 これが目的B達成のおおまかなあらすじだろう。メルゴーの乳母や、赤子、トゥメルの女王ヤーナムについては、ここでは考察しない。あくまで、おおまかなストーリーの考察を行うためである。 ・目的Aについて、その3 「青ざめた血を求めよ。狩りを全うするために」。いま、ここまで流れを見てきたうえで、もう一度この文章について考えてみよう。 「見たまえ!青ざめた血の空だ!」という手記があるように、赤い月が近づいている時、空は青ざめた血のような色をしている。これも言葉の意味の一つであるらしい。 ・「狩り」と「獣」 Bloodborneにおいて、たびたび「人間は獣である」、というメッセージが語られる。設定から、獣性と呼ぶのが適当であろう。人のうちにある獣、それが何かの拍子で表に出てくる。それが「獣の病」なのだ。 仕掛け武器では「獣」を本当に狩ることはできないのだ。 ・本当の「狩り」 主人公は、青ざめた血を求めて、狩りを全うしようとしている。本当の意味での「狩り」を。輸血を受ける前の主人公がどういう人物だったのか?それはプレイヤーが各々考えることだが、主人公は獣を狩るためにやってきた。 赤い月、青ざめた血の空が出ている時に、現れるものがある。上位者だ。 上位者は、人には理解できない智慧を持っている。ステータス的には、それを主人公が得ると啓蒙として増えていく。 しかし、白痴のようにみえる赤子には、赤子にしか見えない世界があるのでは?我々人間も、そこに憧れたりしないだろうか。 主人公は三本目のへその緒を使い、上位者の知恵、瞳を授かることにより、上位者たる資質を得た。上位者同士の交友関係は分からないが、幼年期のはじまりENDで、月の魔物は主人公に上位者の智慧を感じたせいで、敵対したのではないだろうか。 赤い月が出ている時に、上位者が現れるなら、その逆も然り、上位者が現れているときは赤い月が出ているのであろう。メンシスの儀式がメルゴーの乳母などの上位者を呼び、赤い月が現れた。それは主人公に倒され、赤い月も消えるはずだ。 「青ざめた血を求めよ」とは結局このことではないだろうか? 「青ざめた血を求めよ、狩りを全うするために。」とは、すなわち、「上位者になれ。人から獣を消すために」。という意味ではないだろうか。主人公が上位者になったことで、どんな影響が出るのかは分からないが、上位者に獣性がないのなら、 コメント
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