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資料 Edit

  • 血の摂取/血の医療で獣になる
    • 教区長エミーリア
      古き血を求めなさい。 祈りましょう… 望みましょう… 聖体を拝領することを。
      穢らわしい獣は美酒を釣り餌に、弱き人々を深みへと誘います。
    • 白い丸薬
      灰血病は、後の悲劇、獣の病蔓延の引き金になってしまった
  • 医療教会の血の医療だけに限らない
    • 病めるローランの汎聖杯
      病めるローランの各所には、僅かに、ある種の医療の痕跡がある
      それは獣の病に対するものか、あるいは呼び水だったのか
    • 病めるローランの聖杯
      ローランとは、砂の中に消えた悲劇の地である
      悲劇の所以は「獣の病」であったといわれ
      病めるこの地は、あるいはヤーナムの行く末なのだろうか
    • レイテルパラッシュ
      古くから血を嗜んだ貴族たちは、故に血の病の隣人であり
      獣の処理は、彼らの従僕たちの密かな役目であった
  • しかしヤーナムの血の医療は強力である
    • 輸血液
      ヤーナム独特の血の医療を受けたものは
      以後、同様の輸血により生きる力、その感覚を得る
      故にヤーナムの民の多くは、血の常習者である
    • 汚れた包帯
      血と獣の悪夢から目覚めたとき、巻かれていた包帯
      かすかな記憶は、これが血の医療
      すなわち正体不明の輸血の痕だと教えている
      その直後から、悪夢がはじまったのだ
  • 獣は人間の本質である
    • 身をやつした男
      • 知ってるかい?人は皆、獣なんだぜ…
      • 獣血の丸薬を住人の血から作ってくれる
    • 獣の咆哮
      圧を持った獣の咆哮により、周囲のものを弾き飛ばす
      つんざくその悲鳴は、しかし使用者の声帯が出しているものだ
      人の内に、いったい何者が潜むのだろうか

    • 「獣」は、最初のカレル文字であり、同時に最初の禁字である
      血の発見とは、すなわち望まれぬ獣の発見であったのだ
    • 爪痕
      「獣」が、人の内に見出された、望まれずおぞましい本質であれば
      「爪痕」は、その気付きの、逃れ得ぬ誘惑の痕跡なのだと
  • 赤い月は獣化に影響を及ぼす
    • ビルゲンワース
      赤い月が近づくとき、人の境は曖昧となり…
      When the red moon hangs low, the line between man and beast is blurred.
    • 隠し街ヤハグル
      メンシスの儀式を止めろ。
      さもなくば、やがて皆獣となる
  • 聖職者はより恐ろしい獣になる
    • 剣の狩人証
      ルドウイークを端とする医療教会の狩人は
      また聖職者であることも多かった
      そして、聖職者こそがもっとも恐ろしい獣になる
    • 黄金の血晶石
      聖職者こそが、もっとも恐ろしい獣となる
      なればこそ、教会には備えが必要だったのだ

考察 Edit

  • 人間にはもともと獣となる素質がある。
    それは血を取り入れることで表に現れる。
    • 主人公、ヤーナムの民はヤーナム独特の血によって獣が目覚めた。
      主人公についてはなにか特別な輸血をされたのではとも思いたいが
      輸血液で回復する主人公は、『ヤーナム独特の血(の医療)』(輸血液の説明)を受けたはずである。
      またゲーム開始時のムービーでも血の医療者は「我らヤーナムの血を受け入れたまえよ」と言っている。
    • ローラン、カインハーストはどういう由来の血か不明である。

  • カインハーストの貴族のように、ワインを嗜むように血を飲めば、
    密かに始末できる程度の比較的静かな獣化が起こる。
    その例は廃城カインハーストで死体の血を舐めている獣である。
    それに対して、ヤーナム民のように、酒として日々血を浴びるように飲み
    輸血液の説明から分かるように、中毒性がとても高いヤーナムの血の医療を受け続けると、
    血に飢えた狼のような激しい獣化が起こる。
    ヤーナムの血は、主人公がたった一度で悪夢にうなされてしまうほど強力であり中毒性が高いものだ。
    (『Paleblood Hunt』 Chapter5 を参考にしています。)

  • 聖職者が恐ろしい獣となる理由については諸説ある。
     過去の考察
  • 宮崎氏へのインタビューでは、人間性と獣性のせめぎ合いがその原因であると明言されている。
    以下は引用、訳は私。

    For this game, for example, one theme was the "inner clash"
    going on within the beast-type foes.
    The urge to transform into a beast is in conflict with the basic sensce of humanity we all have.
    That humanity serves as a kind of shackle, keeping the transformation in its place.
    The stronger the shackle keeping that urge to transform in place is,
    the larger the recoil once that shackle is finally broken.
    [...]
    You see that pretty clearly with the beast characters designed early on - especially the Cleric Beast,
    which serves as their icon of sorts.
    That connects with the idea that the cleric is really the most fearsome beast of them all.

    このゲームのテーマの一つに獣型の敵に起こる「内的衝突」がある。
    獣化への衝動は、私たちみんなが持っているいわゆる人間性とせめぎ合っている。
    その人間性がいわばカセとして働き、獣化を抑制している。
    その枷によって獣化への衝動が強く抑えられれば抑えられるほど
    その枷がいざ外れた際に、その反動は大きくなる。
    [省略]
    それは初期にデザインされた獣、特に聖職者の獣、に顕著に見ることができる。
    それが聖職者こそが最も恐ろしい獣となるというアイディアに繋がった。

人の定義の問題 Edit

人の本質が獣であり皆誰もが獣になる可能性を秘めているということは、同時に人を人たらしめるものも獣であるという考え方も出来る。
血の発見は獣の発見でもあったと言うほど、生き物を規定する血で人と獣を定義付けられてしまっている以上、獣であるからこそ人であるという逆の考え方も成り立ってしまう。

結晶石の強化は、また武器の性質を様々に変化させる
それは、血そのものが生き物を規定するように

人であるからこそ獣であり、獣であるからこそ人であることの問題は、獣からの脱却という根本的な解決策を難解にさせる。
かつてウィレームが目指した上位者化あるいは上位者に伍する(同等の存在になる)思想は、結果的には獣からの脱却でもあると同時に人を捨てる考えにもなる。

かつて学長ウィレームは「思考の瞳」のため、これを求めた
脳の内に瞳を抱き、偉大なる上位者の思考を得るために
あるいは、人として上位者に伍するために

最終的にウィレームは言葉を交わせず、肉体的にも変異が起こっている様子で、とても人としての尊厳あるいは姿となっているようには見えない結果になっている。
一方で、逆に獣を受け入れ制御しようとして失敗したローレンスがいる。
人の尊厳を失った獣を逆に受け入れることが出来れば、それはまさしく獣からの脱却ということになっただろう。



コメント Edit

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照 画像を非表示

  • 間違いや指摘あればお願いします。また新説などあれば是非書いてください。 -- 2015-05-19 (火) 13:36:22
  • とりあえずメニューバーのキーワードのとこからリンクで飛ばせるようにしておいたよ -- 2015-05-19 (火) 13:42:55
  • 人の定義の問題、何が主張したかったんですか?最後の一文? -- 田中太郎? 2016-03-13 (日) 11:23:50
  • 獣化した姿=キリシタン的に七つの大罪における本能が具現化した姿じゃあないのかなと。
    故にそれを大罪だと自分の中に抑え込んでいた者(聖職者)ほど強大な獣になるのではないかと。
    ローレンスやエミーリアは聖職者として信仰を重んじて自分を殺して生きてきた
    恐ろしい獣はどっかの修行僧であって〝暴食〟を自ら禁じていたとか。 -- 2016-03-14 (月) 22:53:09
  • 人は誰しも獣のような悪質な欲が潜んでいる。欲ほど抑えて抑え込み、膨れ上がり暴発したときの恐れ多きことはない。そしてこの獣を除く者は存在しなかったと -- 2017-01-20 (金) 19:35:23
    • "赤い月が近づくとき、人の境は曖昧になる"とあるな。つまり、人が人を超越して上位者に伍するには、人の境を越える必要がある。だから赤い月が必要である。しかし、それには獣化というリスクが伴われている。そういうことなのかな。獣化はつまり人の本性、理性が失われた状態そのものであって、だからこそ個人の本性が獣らしさと少し違うようなオルゴールの姉みたいなのは、遂に赤い月が出てもその姿が獣になることは無かったのかもしれない。獣化が遅かったり、所謂獣の病にかかりにくい人というのは、それだけ理性が強い(聖職者みたいに)か、あるいは本性たる獣性自体が薄い人間なのかもしれない。ただ、得てしてそういう人はまた別の狂気を内に宿しているとも言えそう。偽フカみたいに。 -- 2017-01-21 (土) 09:52:01
      • オルゴールの姉はオドン協会に移動した人たちと同じ感じじゃなかろうか。もしあの家に妹がいれば殺して奪っていたかもしれない。しかしオドン協会の人々は協会にいたから獣にならなかったのか、それとも元々耐性のある人だったのか・・・ -- 2017-01-21 (土) 18:27:43
      • ロマ以降のアデーラの状態を見るに、常人なら理性の強弱なんて環境で変わりえるものだろうし、教会という場所にいることで安心感や信仰を取り戻していたとも考えられるんで、教会にいたから獣にならなかったと考えるのが妥当では?頭上のアメンボや姿なきオドンが干渉していたかどうかは分からんし、助けたアデーラも大概恐ろしいが。
        また、理性の強さが獣化を抑制するならば、何かしらの強い目的意識があればそれに熱狂している内はある意味自我を保つことになり獣にならずに済むのかもなあ。 -- 2017-01-21 (土) 22:27:47
      • そういや医療教会の工房の下町の家にいる酔っ払いは主人公が接触できる中では唯一最後までまとも(?)な一般人だったな。もしかしてあいつも血ではなくただの酒に熱狂してたのかもしれんな。 -- 2017-02-12 (日) 00:30:52
  • DLCの官憲隊が追ってきた獣というのが元人だとしたら、獣の病自体は他の地域でも起こるということになると思う。その場合、ヤーナムの血の医療は獣化の頻度と深度を高めるだけのものでしかないという可能性が。他の場所の獣化は浅いから、官憲隊でも渡り合えるが、ヤーナムは深いからほぼ全滅したのかも。 -- 2015-12-17 (木) 00:49:15
    • ヤーナムで発症した罹患者が外の地域に出て、そこで事件を起こしたのでしょう。でなければヤーナムの風土病という話に矛盾してしまう。 -- 2018-04-29 (日) 17:40:43
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